江戸川乱歩·約27分
よしふみさんの感想
「哀愁」と言ってよい。
「人生への哀愁」と言ってよい。
人生とは、日常とは、日々とは?
まるで「回転木馬に乗ったような毎日」
なのではないだろうか?
喜びも、悲しみも、苦労も、悩みも、、、
回転木馬が如く日々、「繰り返し」訪れる。
あぁ。そんな「人間の性(さが)の様な日常」を主人公だけでなく誰もが生きている。。。
時には、「もう、こんな回転木馬を降りたい」と心から叫ぶ人もいるだろう。
逃げ出したくなる「回転木馬のような人生」も多々あるだろう。
でも、人は、この「回転木馬」から終生降りることは出来ない定めなのだ。
このラッパ吹きの主人公を「滑稽」だと誰が揶揄出来ようか?
その「滑稽」こそが、誰しもののの「人生」なのだから。
主人公は、つかの間だが、自分自身の「回転木馬」から降りた。
しかし、それは「盗っ人の上前をはねる」という、掟破りの方法であったのだが。
その後、、彼は再び「回転木馬」に戻らざるを得なくなる。
今度は「盗っ人となった自身自身への自戒と怯え」を伴いながらの日々に「乗車」するために。