青空文庫

「芥川竜之介」の作品

芥川竜之介

あくたがわりゅうのすけ

生年:1892-03-01没年:1927-07-24
作品数:379

大正〜昭和初期

東京短編小説人間のエゴイズム近代文学自殺

芥川龍之介(1892年3月1日-1927年7月24日)は、東京出身の小説家である。幼少期は母親の精神疾患により養子として芥川家に預けられ、教育熱心な伯母の下で育った。東京帝国大学英文科を卒業後、海軍機関学校の英語教師として勤務しつつ短編小説を発表。1915年に『羅生門』を「帝国文学」に掲載し、夏目漱石から高評価を受ける。以後、『鼻』『地獄変』『蜘蛛の糸』など多くの短編を執筆し、日本近代文学に大きな…

水の三日

みずのみっか

初出:「学友会雑誌」1910(明治43)年11月

13
2019/11/04

19双之川喜41さんの感想

 十代の芥川が ボランティア活動をする話である。 罹災者諸君とあるだけで 何の災害かは 判らない。 題名から 推して 洪水かも知れない。 女の子が 土下座して 御礼を言うのには 感動した。 文末に 芥川の才能の片鱗を見たように 感じた。

春の心臓

はるのしんぞう

初出:「新思潮 第一巻第五号」1914(大正3)年6月1日

12
2019/08/08

58670ebe546aさんの感想

難解。 だけれども、文章がきれいで、言葉の選び方が素敵で、芥川龍之介の訳文がとても心地よかった。 イエイツは、小説やマンガやいろんなところで引用されるので、興味はあった。他のものも読みたいと思った。 特に書き出しのところは、萩尾望都のマンガのワンシーンが浮かんで来てしまって不思議な感じがした。

大川の水

おおかわのみず

初出:「心の花」1914(大正3)年4月

12
2019/10/29

19双之川喜41さんの感想

' 大川に 特別の 思い入れが おありのようで 歌舞伎の情緒 イタリアと 比べたりしている。 たくまずも 風景を 絵画の感想▫分析ように 扱ってしまっているのが 凄いと感じた。

老年

ろうねん

初出:「新思潮」1914(大正3)年5月

10
2024/11/16

時間旅行者さんの感想

雪と藪柑子、白猫、灯火の色… なんと美しく表現されたストーリーだろうか 華やかな宴席と対比するように ひとり吟ずる老人の姿 しかし詫びしさはない むしろ生きたいように生きた矜持をもち輝きを放っている なんて粋な… しかもこれが処女作とは

青年と死

せいねんとし

初出:「新思潮」1914(大正3)年9月

10
2018/12/26

627106d05094さんの感想

面白い道筋だった。死ぬに対する危惧感が皆備える感覚だと思うから、Aさんの冷静な対応に多少驚いた。多分魂はもう彼から離れて、個体として生きているかもしれない。ここで、生きているより、やはり生き甲斐を創出し、魂も豊富な人になるほうがいいかなぁ。

「ケルトの薄明」より

「ケルトのはくめい」より

初出:「新思潮 第一巻第三号」1914(大正3)年4月1日。初出時の署名は、柳川隆之介。

11
2019/04/08

81c4e6015743さんの感想

解釈以前に言葉が難解で良く解らなかった。ひさしぶりに厨二心を刺激される文章だった。

バルタザアル

バルタザアル

初出:「新思潮」1914(大正3)年2月

28
2021/09/22

ねこむらさんの感想

異国の女王との色恋に破れ、知識の獲得によってその痛手を乗り越え、神の真理に目覚め、イエスの誕生に没薬を捧げに行くバルタザアル王の話。『羅生門』を書くよりさらに前の芥川が翻訳して第三次新思潮に寄稿している。多読だった芥川が、投稿用に翻訳するために選んだのがこの作品であることに戦慄した。彼が最晩年にキリスト教に傾倒し、『続西方の人』を自死の前夜に書いたことは知られているが、デビュー前の翻訳として本作を選んだということは、作家として目覚める前からキリスト教に関心があったと言えよう。異国の神の存在が彼の人生の深い層に存在し続けたことがうかがえ、興味深い。

クラリモンド

クラリモンド

初出:「クレオパトラの一夜」新潮文庫、新潮社、1914(大正3)年10月16日

82

ひょっとこ

ひょっとこ

初出:「帝国文学」1915(大正4)年4月

16
2025/07/27

艚埜臚羇1941さんの感想

  宴会の 座持ちの 上手い 男の 最期の 言葉は (面を 取ってくれ) だった。この 小品を 読んで 身につまされる 向きは 少なからず いるだろう。面を 取っても 取っても 次々と さらに 仮の 下地が 現れる。哀愁感が 漂う。 何気なく 書かれた ようには 見えるけど 綿密に 計算された 才気あふれる 作品と 想った 。

松江印象記

まつえいんしょうき

初出:「松陽新報」1915(大正4)年8月

9
2020/11/28

19双之川喜41さんの感想

 芥川 は 木の橋の 擬宝珠▫千鳥城の天守閣 ▫月照寺が 特に印象に残ったようである。 偶像 破壊を言いつのって 城などを 壊してしまわないように  念じてもいる。

羅生門

らしょうもん

初出:「帝国文学」1915(大正4)年11月号

16
2024/03/03

bdc674f02fd8さんの感想

結局、人間の中身は自分を守るために罪人なれる。それを思い知らされた。

羅生門

らしょうもん

初出:「帝国文学」1915(大正4)年11月

19
2026/03/15

marsanさんの感想

ちょっとしたきっかけで。小学生だったのか中学生だったのか定かでないがずいぶんと久しぶりである。旧仮名遣いで読むのは初めて。極限の状態で現れる人間の本性(エゴや善悪の境目)を浮き彫りにしている。短いがやはり名作である。

ちち

初出:「新思潮」1916(大正5)年5月

10
2025/05/20

7623c6740c1aさんの感想

イギリス風ファッションは能勢の父だと 能勢より早く発言してたら展開も見てみたい

はな

初出:「新思潮」1916(大正5)年2月

17
2025/11/19

8a0fe3e3ef72さんの感想

この時代でも人は容姿に悩んだんだなと人間の変わらなさを感じました。コンプレックスを変えてしまうと逆に人目を浴びて苦しくなるのは現代の整形なんかでも同様で、それをそんな技術のない時代に書いているのが芥川の凄さだと思いました。 今でこそ整形は受け入れられつつあるけれど、ほんの10年前までは似たような事が起こっていただろうなと思うと切ないです。内供が短くなった自分の鼻を快く思えるような世の中になってほしいものです。

手巾

ハンケチ

初出:「中央公論」1916(大正5)年10月

20
2019/11/07

19双之川喜41さんの感想

 歯を食いしばって 悲しみを 堪える。 ではなく 手巾を 握りしめて 耐える。 演劇論を 投影し 団扇を 小道具に使い 短いが 綿密に計算された 才能を 感じる文章である。

芋粥

いもがゆ

初出:「新小説」1916(大正5)年9月

41
2025/04/19

43d1ac1c582fさんの感想

言葉遣いが難しい。それでも読みきれたので作者の技量が凄いんだと思う。

煙管

きせる

初出:「新小説」1916(大正5)年11月

19
2019/10/28

19双之川喜41さんの感想

 金煙管萌えとでも云うのか 殿様の愛用の煙管を せしめたものがいたので 裏方は 銀又は真鍮にしてはと 評議を始める。 次第に 欲しがるものも いなくなると 殿は 物足りなく感じる。

孤独地獄

こどくじごく

初出:「新思潮」1916(大正5)年4月

8
2023/02/25

cbeb8d424306さんの感想

孤独ってどんな状態を言うのかよく理解できない。世間からまったく忘れ去られたことかな。人生の最後は一人旅ですよ。なにも心配することはありません。そんな悩みも消えてしまうはずです。孤独な人生なんて他人が勝手にそう言ってるだけだと思えばよいのです。作家は悩み深いですね。だからこそ作品が書けるのでしょう。

校正後に

こうせいごに

初出:「新思潮」1916(大正5)年3月~1917(大正6)年1月

5
2023/11/24

鍋焼きうどんさんの感想

こういうメモ的なもの、備忘録的なものも研究者にとってみれば価値があるのだろう。これも作品と言うのだろうか?

野呂松人形

のろまにんぎょう

初出:「人文」1916(大正5)年8月

9
2025/08/12

艚埜臚羇1941さんの感想

  のろまつ人形は ひとよんで のろま人形と よばれている。頭ひらたく いろ 青黒き いやしげなる 人形という。昔は 蔵前の 札さし などが 楽しみの ために 遣(つか)ったという。文楽人形と 関わりが あるのかは かいてないので わからない。素人ながら 自ら 遣ってみようとする。心意気が 素晴らしい。歌舞伎にも 田舎歌舞伎などが あり 素人 ながら 挑戦しようとする チャレンジャー精神に 脱帽する。

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