青空文庫

「泉鏡花」の作品

泉鏡花

いずみきょうか

生年:1873-11-04没年:1939-09-07
作品数:221

明治〜昭和初期

幻想文学怪奇趣味戯曲俳句尾崎紅葉金沢帝国芸術院会員

泉鏡花(1873年11月4日-1939年9月7日)は、石川県金沢市下新町生まれの小説家。尾崎紅葉に師事し、1895年に『夜行巡査』『外科室』で文壇デビュー。以後、『高野聖』をはじめとする幻想文学や怪奇趣味を取り入れた作品群で人気を博す。戯曲・俳句も手がけ、帝国芸術院会員に選ばれるなど、明治後期から昭和初期にかけて日本近代文学の重要人物とされる。

活人形

いきにんぎょう

初出:「探偵小説第十一集 活人形」春陽堂、1893(明治26)年5月3日

128
2015/04/28

5c6a6a908a17さんの感想

危機が何度も訪れ、どうなるかどうなるか、と面白く読みました。

金時計

きんどけい

初出:「侠黒兒」少年文學、博文館、1893(明治26)年6月28日

18
2025/07/16

艚埜臚羇1941さんの感想

雙喜  日本女子を めかけとして かかえている ヘイゲンなる 紅毛人が 草刈りの 人夫の 手間賃を 惜しみ 高価なる 時計を 草むらに 落としたとの 虚偽の 風説を ことさらに 流布し 在の人たちを 懸賞金で 釣り 結果として 草むらは 雑草が 刈り取られた。それを 察知した男が 逆に 時計を すりとらせ 人びとの 溜飲を下げる という詩情などは ほぼ無い 筋立て 命の 駄作である。  不二 頭部 少々 雲居。立ち塞がる 雲群 覗き 見る。  

義血侠血

ぎけつきょうけつ

初出:「読売新聞」1894(明治27)年11月1日~30日

104
2023/09/03

a9b2be4143a4さんの感想

そうきたか… 序破急!

黒壁

くろかべ

初出:「詞海 第3輯第9巻、第10巻」1894(明治27)年10月、12月

14

外科室

げかしつ

初出:「文芸倶楽部」1895(明治28)年6月

21
2023/09/01

a9b2be4143a4さんの感想

泉鏡花の美の描きかた、好きです。 しかし自分まで胸を切られたような感覚が読後も残って、ちょっと痛い。

夜行巡査

やこうじゅんさ

初出:「文芸倶楽部」1895(明治28)年4月

32
2021/11/11

阿波のケンさん36さんの感想

職務に忠実だけの巡査、乳飲み子を抱えた女には無慈悲な巡査ともなり一方人助けの為に水に飛び込む勇敢な巡査ともなる。思いやりの心が欠けているのか。

貧民倶楽部

ひんみんくらぶ

初出:「北海道毎日新聞」1895(明治28)年7月

183

竜潭譚

りゅうたんだん

初出:「文芸倶楽部」1896(明治29)年11月

50
2020/04/10

弥生さんの感想

「躑躅」 あの可愛らしい花が、漢字にするだけでこんなにも毒々しく感じられるとは。 「もう可いよ。もう可いよ。」 「こちらへおいで。こちら。」 古文調の地の文の中に突如として入ってくる現代語の台詞が、心臓を鷲掴みにしてくる。昔話のような雰囲気でありながら、逢魔が時の不気味さが今のものとしてひしひしと迫ってきた。

化銀杏

ばけいちょう

初出:「文芸倶楽部」1896(明治29)年2月

80
2022/03/28

19双之川喜41さんの感想

 妻が 心の中では  夫が死ねば良いと 思っていることに  いち早く夫は 感づいていたので 夫は先手を打ち 余命いくばくもない 病床の中から  妻に 殺してくれと言い さもなくば  離縁(婚)だと  迫る。 妻は  夫の望み通りに殺すけど その結果 自らは 精神に異常をきたしてしまう。 題名の銀杏は 樹木のことではなく  髪型を指すらしいと思った。

琵琶伝

びわでん

初出:「国民之友」1896(明治29)年1月

37
2025/07/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  軍事召集に 応じることはせず 前から 密かに 憎からず 想っていた 女にのもとに 逃避してしまった 男は 兵営からの 追っ手により痛々しくも 惨殺される。逃がした 純白の 鸚鵡が 狂言回しを 勤める。幽玄で 精緻を 尽くした 文章は ほかに 類を見ないと 感じた。

海城発電

かいじょうはつでん

初出:「太陽」第二巻第一号、1896(明治29)年1月

39

竜潭譚

りゅうたんだん

初出:「文芸倶楽部」1896(明治29)年11月

45
2026/02/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  明治の頃の 文章でもあり 読み下すだけで 難儀である。昔の お方は 辛抱 強かったと つくづく 感じられた。日頃 軽い 手こずる ような ことのない 軽文に 接していると ますます 脳が 軟化する 自覚症状は 隠せない。自らの 自覚を あえて 跨いで通る人は 芯からしあわせ ものだと 感じた。諸氏 末永く お幸せに。

海城発電

かいじょうはつでん

初出:「太陽 第二卷第一號」1896(明治29)年1月5日

37
2019/09/01

19双之川喜41さんの感想

 海城は 地名である。 電信を 発した場所のこと。 看護員は 赤十字の精神に のっとり 分け隔てなく 義務をつくし 敵から 謝状を貰う。 それが憎いと 敵の病婦を強姦したのが 軍夫である。 このような顛末を ジョンが 英国に 送電する。

凱旋祭

がいせんまつり

初出:「新小説」第二年第六巻、1897(明治30)年5月

16

清心庵

せいしんあん

初出:「新著月刊」1897(明治30)年7月

37

湯島詣

ゆしまもうで

初出:「湯島詣」春陽堂、1899(明治32)年11月23日

196

三尺角

さんじゃくかく

初出:「新小説 第四年第一巻」1899(明治32)年1月1日

39
2019/09/06

19双之川喜41さんの感想

 腰のたたない与吉の父は 殺生は嫌だということで 豆腐しかたべない。 大木を切ることを 生業としている与吉は 山奥から 切り出してきたのは 生木であり 殺生のようなことを していることが 後ろめたい。 父親のために  骨のある豆腐 を 作れないものかと  大真面目に 考えたりする。 読み終わった後  堪えても  涙が出てしまった。

高野聖

こうやひじり

初出:「新小説 第五年第三巻」春陽堂、1900(明治33)年2月1日

123
2020/10/05

86907b788e63さんの感想

高野聖が山で体験した怪異譚。嬢様は一体何者なんでしょう?

高野聖

こうやひじり

初出:「新小説 第五年第三巻」春陽堂、1900(明治33)年2月1日

179

三枚続

さんまいつづき

初出:「大阪毎日新聞」1900(明治33)年8月9日~9月27日

196
2019/10/29

19双之川喜41さんの感想

 軍鶏鍋(しゃもなべ)は 食べ物なのに 鶏に名前をつけて 愛玩鳥(あいがんちょう)としているような 良く判らない御嬢さんに対して 秘かに思いを寄せている 床屋の職人の男の 奮戦ぶりが 描かれている。 美しい江戸言葉が持つ 雰囲気が  素晴らしいと感じた。

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