青空文庫

「義血侠血」の感想

義血侠血

ぎけつきょうけつ

初出:「読売新聞」1894(明治27)年11月1日~30日

鏡花104
下町風土奇人描写静謐叙情的回顧的

書き出し

一越中高岡より倶利伽羅下の建場なる石動まで、四里八町が間を定時発の乗り合い馬車あり。賃銭の廉きがゆえに、旅客はおおかた人力車を捨ててこれに便りぬ。車夫はその不景気を馬車会社に怨みて、人と馬との軋轢ようやくはなはだしきも、わずかに顔役の調和によりて、営業上相干さざるを装えども、折に触れては紛乱を生ずることしばしばなりき。七月八日の朝、一番発の馬車は乗り合いを揃えんとて、奴はその門前に鈴を打ち振りつつ

2023/09/03

a9b2be4143a4さんの感想

そうきたか… 序破急!

2018/06/19

d1afc345611fさんの感想

凄い。

2017/02/23

h2moo4さんの感想

前半は主役二人の出会いの場面として馬車と人力車の競争がじっくり描かれています。 これも読み応えがありましたが、本筋となる後半の急展開から結末まではさらに読み応えがありました。 とりわけ白糸の事件の描写は鮮烈に感じられました。 筆者の描く人の生々しさは特筆すべきものがあります。

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