青空文庫

「徳田秋声」の作品

徳田秋声

とくだしゅうせい

生年:1872-02-01没年:1943-11-18

明治〜昭和 / 自然主義

自然主義金沢尾崎紅葉島崎藤村田山花袋心境小説静かな描写

徳田秋声(1872年2月1日-1943年11月18日)は、石川県金沢市出身の小説家。尾崎紅葉の門下としてデビューし、『新世帯』や『足迹』などで自然主義文学を代表する作家となった。彼は現実社会を静かに描写し、飾り気なく人間の内面を追求した作品が多い。自然主義の衰退後は心境小説へ転向し、『仮装人物』で再評価される。戦時下には権力の干渉により『縮図』の完成を断念し、筆を休めた。彼の作品は今日でも日本近代…

厄払い

やくばらい

初出:「文藝倶樂部 第二巻第九編臨時増刊 海嘯義捐小説」博文館、1896(明治29)年7月25日

5
2024/12/31

65c8aadc88adさんの感想

双喜 題意は 三陸海岸の 大嘯(だいしょう)大津波の 義援金を 徴収にきた 村の助役を 自分の らちもない 苦労話で 煙に巻き 追い返して 厄(役)払いしたと うそぶく 呆れた 豪農の 心温まらない 話しである。昔は このようなひとは 普通にいたようだ。今でも 珍しくはない。  快晴。07:59

背負揚

しょいあげ

初出:「趣味 第三巻第一号」趣味社、1908(明治41)年1月1日

27

媒介者

ばいかいしゃ

初出:「東亞文藝 第一卷第四號」1909(明治42)年4月

19

足迹

あしあと

初出:「読売新聞」1910(明治43)年7月30日〜11月18日

334
2021/08/10

19双之川喜41さんの感想

 題意は 若い頃の記憶とでも 言うべきか。 足迹(跡)なので かなり気儘で 構想▫思想▫狙いは あまり感じられない仕上がりとなっており 当たり前ながら 自然で奔放なようにも思えてくる。

かび

初出:「東京朝日新聞」1911(明治44)年8月1日〜11月3日

302
2022/02/06

阿波のケンさん36さんの感想

当時の世相が手にとるように分かる。自堕落な生活をしていた頃の作者が自堕落な生活をしていた女を妻にした生活史。

或売笑婦の話

あるばいしょうふのはなし

初出:「中央公論」1920(大正9)年4月

30
2025/07/31

艚埜臚羇1941さんの感想

  言ってみれば 親子なのに 兄弟に なり損ねた こころ あたたまらない 話しで ある。秋声は 筋立て 命の 人で 溜めが ないので 余情も 無い。と 感じた。

蒼白い月

あおじろいつき

初出:「サンエス」1920(大正9)年7月

25
2025/07/29

艚埜臚羇1941さんの感想

  まるで 青白い 月に てらされたような 風景は 興趣を 男には よばない。鬱々悶々 とした 心象風景は はれる わけではない。感性が ととのうには さまざまなる 道具立ても そこそこ 整って いる ことも 大切と 今更のように 知れた。   

復讐

ふくしゅう

初出:「中央公論 第三十六年第五号」1921(大正10)年5月1日

20

フアイヤ・ガン

ファイヤ・ガン

初出:「中央公論 第三十八年第十二号」中央公論社、1923(大正12)年11月1日

22
2025/07/20

艚埜臚羇1941さんの感想

  某署の 会議室に 署長以下 刑事の 面々が 緊張した 面持ちで 集まっている。中央に 置かれた ものは 独逸の ツエッペリンから パリ市民に 向けて 投下された 爆弾にも 似たところがある 爆発物らしき ものである。大学の 教授も 招聘されて 彼の 知見が 披歴されるけど 実際のところ 何なのかは 判然と しない。世情 騒然と しているなか すこしでも 不安 拭い去る ために 評定が はじめられたけど 確たる 解明が されたわけでもない。調べて みると じつわという 話しであるけど 少し おもしろいと 感じた。

籠の小鳥

かごのことり

初出:「新潮 第三十八巻第六号」新潮社、1923(大正12)年6月1日

24
2025/08/13

艚埜臚羇1941さんの感想

   毎日を なにかと 自分自身を 誤魔化して 生きている 男が 兄の住む 労働争議の おきている 山奥の 鉱山に 執筆の ために 訪れる。兄は 鳥の えずけを 趣味としており 巧に 心を込めて 鳥の世話を焼く。山に働く 人々と かごの鳥とを 対比させて いるようにも 感じられる。心理描写に 類型を 超えた 巧みさが みてとれると 想った。

花が咲く

はながさく

初出:「改造」1924(大正13)年4月

16
2026/04/01

df28d9bd800fさんの感想

せっかく春になったのに厄介事に振り回されるのは辛い

風呂桶

ふろおけ

初出:「改造」1924(大正13)年8月

12
2018/11/27

a61fcd7d6540さんの感想

題名から想像したより、暗い話だった。 昔の棺桶を思い出した。

余震の一夜

よしんのいちや

初出:「改造 第六巻第一号」1924(大正13)年1月1日

23
2025/07/14

艚埜臚羇1941さんの感想

  大きな 地震のあとの 人間模様を 丁寧な 心理描写を 通して描く。流言飛語等が 飛び交い 池にはまって 絶命したとばかり 思い込まれていた 老婆が 遠くから 老人の 特権を 行使して ヒョッコリ 姿を現して 一同を 驚嘆させたりする。余震を 恐れるあまり 屋根を トタンにしようか。倒壊に備えて 筋交いを 入れる 算段も 話題に 上がる。ところで 秋声が 金沢の  出身とは  初めて  知った。

挿話

そうわ

初出:「中央公論」1925(大正14)年1月

72

しきい

初出:「文芸日本 第一巻第三号」文芸日本社、1925(大正14)年6月1日

18

彼女の周囲

かのじょのしゅうい

初出:「婦人の國 第一卷第三號」新潮社、1925(大正14)年7月1日

25
2022/02/14

阿波のケンさん36さんの感想

妻に暴力をふるう友人の作家に妻やその姉が主人公に相談していた。当の作家が3年の洋行を1年程度で帰国、その後は暴力も止まったのか殆どの音沙汰もないという。何か尻切れトンボな作品だ。

折鞄

おりかばん

初出:「改造 第八巻第四号」1926(大正15)年4月1日

28
2024/03/29

8eb05d040692さんの感想

切ない話

二人の病人

ふたりのびょうにん

初出:「不同調 第三巻第一号」1926(大正15)年7月1日

12
2026/02/22

艚埜臚羇1941さんの感想

  その頃は 在宅ケアは 今と 違って 普通に あった。おそらく 入院は 気軽に できる ものでは なかったのだろう。それだけに こまやかな 世話が やける ことで 家族間の 絆が 強まったり することは あったと 思われる。

質物

しちもつ

初出:「文芸春秋 第四年第五号」1926(大正15)年5月1日

19
2025/07/17

艚埜臚羇1941さんの感想

  質を うけだす 金は 男が 女に その昔 呉れて やった 金だった。売れっ子 作家では なかったけど 次第に 収入を 増やして ひとかどの 生活を 続け られるように なった ことを 自慢 している かのように 思えた。

倒れた花瓶

たおれたかびん

初出:「文芸春秋 第四年第一号」1926(大正15)年1月1日

18
2025/07/17

艚埜臚羇1941さんの感想

  連載 小説の 続きを 仕上げる ために 地方の 由緒ある 旅館に 長逗留 させられる。一応 ペンと 用紙を 持参 するけど 褞袍が 花器に 引っかかり 粗相 したりする。引き立て ようの 無い 愚作 である。

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