青空文庫

「爛」の感想

ただれ

徳田秋声203
下宿生活家族不和恋愛観の相対化孤絶憂鬱

書き出し

一最初におかれた下谷の家から、お増が麹町の方へ移って来たのはその年の秋のころであった。自由な体になってから、初めて落ち着いた下谷の家では、お増は春の末から暑い夏の三月を過した。そこは賑やかな広小路の通りから、少し裏へ入ったある路次のなかの小さい平家で、ついその向う前には男の知合いの家があった。出て来たばかりのお増は、そんなに着るものも持っていなかった。遊里の風がしみていたから、口の利き方や、起居な

2024/04/09

19双之川喜41さんの感想

 売春婦をしていた女が 妻子持ちの 男の 妾となる。なので ある種の 出世物語りと 言えなくもない。類は友を呼ぶわけでもなかろうが 似たようなことを 次々と やらかす。ひと擦りが 幾らに つくのか 原価計算を しない人たちの 話しである。我慢して 終いまで 読んだけど うがいをしたくなるほどの 駄作と かんじた。

2022/02/15

阿波のケンさん36さんの感想

女を渡り歩く男、なまじ甲斐性があるだけに女が離さない。そんな男に惚れられ又捨てられかけていく女の半生記。当時の女性の哀れみが詰まった名作だ。

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