青空文庫

「風呂桶」の感想

風呂桶

ふろおけ

初出:「改造」1924(大正13)年8月

徳田秋声12

書き出し

津島はこの頃何を見ても、長くもない自分の生命を測る尺度のやうな気がしてならないのであつた。好きな草花を見ても、来年の今頃にならないと、同じやうな花が咲かないのだと思ふと、それを待つ心持が寂しかつた。一年に一度しかない、旬のきまつてゐる筍だとか、松茸だとか、さう云ふものを食べても、同じ意味で何となく心細く思ふのであつた。不断散歩しつけてゐる通りの路傍樹の幹の、めきめき太つたのを見ると、移植された時か

2021/08/07

19双之川喜41さんの感想

 老人文学である。 認知症の兆候として 目につくものと悉く 寿命のくらべっこを することがある。 内湯に入りながら 風呂桶が なにやら 棺桶に、思えてきてしまう。 明日は わがみであり 誰も避けられないと感じた。

2018/11/27

a61fcd7d6540さんの感想

題名から想像したより、暗い話だった。 昔の棺桶を思い出した。

2017/03/07

aokikenichiさんの感想

なぜそこで暴力を暴力を

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