むろうさいせい
香爐を盗む
こうろをぬすむ
初出:「中央公論」1920(大正9)年9月号
寂しき魚
さびしきうお
初出:「赤い鳥」1920(大正9)年12月1日
19双之川喜41さんの感想
体中 苔で覆われた 大きな 魚(うお)は 望みが叶うことは ごく少ないまま 古い沼 で ある日 白い 腹を上にして この世を去っていく。 安らかな眠りは 彼の 救いとなっているのかも しれない と感じた。
蒼白き巣窟
あおじろきそうくつ
初出:「雄辯 第十一巻第三号」講談社、1920(大正9)年3月号
幻影の都市
げんえいのとし
初出:「雄辯」1921(大正10)年1月号
7790bebd7327さんの感想
主人公"かれ"による嗜好的人間観察のお話、かと思ってだらだら読んでいくうちに…
音楽時計
おんがくどけい
初出:「少女の友 第十四卷第一號」實業之日本社、1921(大正10)年1月1日
1c8793e51c4eさんの感想
雨の日に声が聞こえやすくなる場面、陰鬱さがうまく表現されていると思う。
天狗
てんぐ
初出:「現代」1922(大正11)年12月号
童子
どうじ
初出:「中央公論」1922(大正11)年10月号
不思議な国の話
ふしぎなくにのはなし
初出:「金の鳥」1922(大正11)年4月号
ヒッポドロム
初出:「新小説 第廿七年第十號 九月號」春陽堂、1922(大正11)年9月1日
阿波のケンさんさんの感想
ロシアの曲馬団のブランコ乗りの娘に興味を持った。その娘と曲馬団についてぼ作者の夢想物語。
しゃりこうべ
初出:「中央公論」1923(大正12)年6月号
後の日の童子
のちのひのどうじ
初出:「女性」1923(大正12)年2月号
ec538f32331eさんの感想
犀星は大正11年に中央公論に「童子」を発表しているので、一年後に女性に発表された本作品はその続編かと思われる。幻想的で、厳粛、優美。親達の心底深い悲しみが伝わってくる。そして躊躇しているような童子がひたすら不憫で愛らしい。
みずうみ
初出:「詩と音楽」1923(大正12)年5月号
文章は 説明的に なると 上手くいかないことがある。という人は けっこう いるらしい。なのに 老境に 感じられるものを 童話でも 小説でも 散文でもない 姿で 現そうとしたもであると 冒頭で 言ってのける。眠元朗(みんげんろう)なる 当時では 老境に 達したとされる 者が 娘と 共に 湖に 漕ぎ出し 幻想的な 体験をする 趣向である。著者の ねらいは 達成された ようでもあり 詩味は 溢れると 想った。
ゆめの話
ゆめのはなし
初出:「令女界」1924(大正13)年12月号
艚埜臚羇1941さんの感想
その家に 長い間 仕えている お手伝いさんは 夜間 徘徊する 癖が あるけど それが 夢遊病 なのか 本当の ところは 判然と しない。幽玄なる 詩味に 溢れ 周りの 描写力 うろたえる 心持ちを 描き 巧であると 感じ入った。
童話
どうわ
初出:「世紀 第1巻第3号」1924(大正13)年12月刊
純情小曲集
じゅんじょうしょうきょくしゅう
01 珍らしいものをかくしてゐる人への序文
初出:「純情小曲集」新潮社、1925(大正14)年8月12日
あじゃり
初出:「週刊朝日 夏季特別号」1926(大正15)年
前半はなんとも言えぬ清らかな心休まる話、後半は一転怪奇話となっている。一気に読んだ。
三階の家
さんかいのいえ
初出:「苦楽」1926(大正15)年12月号
f67227ecd8a1さんの感想
怖いのに読んでしまう 先が知りたくなる この緊迫感はなんだろう
不思議な魚
ふしぎなさかな
初出:「キング」1926(大正15)年11月号
8eb05d040692さんの感想
童話に近いかなと思いました
冠松次郎氏におくる詩
かんむりまつじろうしにおくるし
初出:「読売新聞」1930(昭和5)年8月17日
京洛日記
けいらくにっき
初出:「隨筆集 「文藝林泉」」中央公論社、1934(昭和9)年5月23日