みやはらこういちろう
漁師の冒険
りょうしのぼうけん
初出:「赤い鳥」1920(大正9)年11月
19双之川喜41さんの感想
巨人の鼻の中の 鼻毛と鼻くそを 二人の漁師が 刈り込んだりすると言う 話であるけど 巨人は こそばゆさに我慢しきれず 思わず 大きな くしゃみをした瞬間に 漁師たちは 吹き飛ばされて 日本に舞い戻ると言う 筋である。 何から思いついたかは 見当がつくけど 少し だけ面白いと感じた。
愛人と厭人
あいじんとえんじん
初出:「新潮」1920(大正9)年8月
ここで愛人と言っているのは 国費を用いて臍下(せいか)を鎮める 近頃の どこかの国の議員と言うわけではなく 広く 人を愛する という意味であろう。 厭世▫厭人の先に 愛ありと言うほどの意味かもしれないと感じた。
拾うた冠
ひろうたかんむり
初出:「赤い鳥」1921(大正10)年5月
孝行鶉の話
こうこううずらのはなし
初出:「赤い鳥」1922(大正11)年2月
夢の国
ゆめのくに
初出:「赤い鳥」1923(大正12)年4月
椰子蟹
やしがに
初出:「赤い鳥」1924(大正13)年2月号
「名も知らぬ遠き島より 流れくる 」椰子蟹一匹 と言うべきか。 生き延びたとしても 椰子の木がないから 食い物には困ってしまうだろう。 詩情あふれる作品と思う。 蟹ではなく 宿借りだと言う人もいるらしいけど 学者ではないから どちらでもいいかもしれないと思った。
悪魔の尾
あくまのお
初出:「赤い鳥」1924(大正13)年8月
悪魔にも 右派と左派があるとは なかなか 意味深長である。 しっぽをなくした悪魔が人間の姿をして世界に紛れ込んだので (気を付けよう隣の悪魔) ということになったそうである。
豆小僧の冒険
まめこぞうのぼうけん
初出:「赤い鳥」1925(大正14)年1月
豆と言っても 節分に 関係はない。 和尚のくれた 守り札で 鎖 塀 川 焔から逃れる。 もっぱら 視覚的な 躍動感に 頼り いささか 詩情には 欠けると 感じてしまう。
幸坊の猫と鶏
こうぼうのねことにわとり
初出:「赤い鳥」1926(大正15)年2月
虹猫と木精
にじねことこだま
初出:「赤い鳥」1927(昭和2)年3月
8eb05d040692さんの感想
きれいな物語。虹猫と木精、タイトルからして美しい
虹猫の大女退治
にじねこのおおおんなたいじ
初出:「赤い鳥」1927(昭和2)年9月
面白かったけど最後はとてもあっさり
虹猫の話
にじねこのはなし
初出:「赤い鳥」1927(昭和2)年1月
貿易風が寝ている雷様の足に躓く。こういうの好きです。
鳩の鳴く時計
はとのなくとけい
初出:「赤い鳥」1927(昭和2)年6月
動く海底
うごくかいてい
初出:「少年倶楽部」1932(昭和7)年7月
怪艦ウルフ号
かいかんウルフごう
初出:「少年倶楽部」1933(昭和8)年2月
風変りな決闘
ふうがわりなけっとう
初出:「少年倶楽部」1935(昭和10)年8月
子良の昇天
しりょうのしょうてん
初出:不明
ラマ塔の秘密
ラマとうのひみつ
艚埜臚羇1941さんの感想
すでに 廃寺となった ラマ教の宗教施設が この 小説の 舞台に なっているのは 大層 珍しい。姫の 働きで 王子を 救い出すという よくあるような 筋立ても 話しの 進行を たすける。当時の 海外進出を 時代の 背景として いる 作品は あまり ほかに 無いように 感じた。
科学的の神秘
かがくてきのしんぴ
イプセンの日本語訳
イプセンのにほんごやく
イプセンの日本語訳は 森鴎外や 島村抱月が訳したものがあるけど 原文は ノルウェイ語だったの 原文には当たらずに ドイツ語に訳したものを もとにしたので 誤訳ではなく 出鱈目であると 指摘している。 語学に堪能な元教授が 鋭く 匿名で指摘したので 当時 鴎外などの インチキさは 広く世に知られたようである。