青空文庫

「丘浅次郎」の作品

丘浅次郎

おかあさじろう

生年:1868-12-31没年:1944-05-02

生物学より見たる教育

せいぶつがくよりみたるきょういく

初出:「教育学術界」1902(明治35)年4月

17

動物界における善と悪

どうぶつかいにおけるぜんとあく

初出:「教育学術界」1902(明治35)年12月

17
2019/10/27

19双之川喜41さんの感想

 猿やカラスの 善悪の感じようについて 考えたことも なかったので ためになった。 生態学や倫理学の語源が ギリシャ語の習慣から来ているそうで その点からも 論証が 必要という。

人類の誇大狂

じんるいのこだいきょう

初出:「教育学術界」1904(明治37)年5月

16

戦争と平和

せんそうとへいわ

初出:「青年界」1904(明治37)年4月

24
2017/01/11

芦屋のまーちゃんさんの感想

ストレートな論で、読後感がすっきりした。戦争という言葉を、例えば新橋のSL広場のサラリーマンに投げかければ十中八九、反対という答えが返ってくるだろう。それくらい今日の日本は平和「的」になっているが、実は競争という言葉は支持される。サラリーマンであれば企業間であり、出世であり勝ち組にならなければならない。ロマンスの世界でも、失恋は敗戦よりも時として大きな心の傷となり、それが原因で自殺する者もいる。戦死するのと何が違うのか!人間社会こそ弱肉強食そのものだ。運動会の徒競走は手を繋いでみんな一緒にゴールしましょうなんてナンセンスなこと言っても意味がない。そもそも、生まれる前の何億個の精子の中から卵子にたどり着けるのは熾烈な生存競争を勝ち抜いたオンリーワンなのだから。

いわゆる自然の美と自然の愛

いわゆるしぜんのびとしぜんのあい

初出:「時代思潮」1905(明治38)年5月

20
2023/10/31

1e6087a8eb9bさんの感想

面白かった。

人類の生存競争

じんるいのせいぞんきょうそう

初出:「中央公論」1905(明治38)年10月

17
2017/08/15

芦屋のまーちゃんさんの感想

人間社会の生存競争は動物達以上に残忍である。弱肉強食である。個人,集団にかかわらず。動物は腹が減ってなければ獲物を殺さない。時として人間の戦争は果たして誰のため、何のための戦争かわからなくなることがある。敗戦記念日の昨日、じっくり考えてみても答えはなかった。北朝鮮は貧困なる人民をよそに何故ミサイルを発射するのか?

進化論と衛生

しんかろんとえいせい

初出:「国家医学会にて講演」1905(明治38)年6月

19
2018/08/06

いちにいさんの感想

競争原理で弱者は淘汰。 というわけにはいかない。 そもそも医学の必要性がない。 生まれて死ぬまで、一回も医療機関の恩恵を受けない者が果たして存在するだろうか? 市販薬さえ飲まぬ者が。 但し、生まれる前から不具者であると解った場合、人権は別として堕胎してしまうことも考える必要ある、と主張。 近親相姦禁止もその意図。 筆者の主張は理解できるが、一点だけ現代社会で受け入れない意見がある。 女性は生涯で4~5人子供を産むもの、という意見。生産性が凄いが、女が子を産むのは当然との主張。 これはNG!

芸術としての哲学

げいじゅつとしてのてつがく

初出:「中央公論」1906(明治39)年4月

21

人道の正体

じんどうのしょうたい

初出:「中央公論」1906(明治39)年1月

21
2017/06/06

1a7da6eff4e7さんの感想

人権を語る前に読んでおきたい。 耳にすごく痛いが。

脳髄の進化

のうずいのしんか

初出:早稲田大学哲学会にて講演、1906(明治39)年2月

29
2019/11/09

19双之川喜41さんの感想

 図▫四葉あり。①脳②比較図(8)③発生図④頭骨比較。 今日の脳科学の  先駆けであろう。 真理を悟り尽くしたと感じたら 精神に異常を呈しかかったとして 注意するがよいとあるのには吹き出した。

理想的団体生活

りそうてきだんたいせいかつ

初出:「時事新報」1907(明治40)年7月

19
2019/10/31

19双之川喜41さんの感想

 苔虫に やたら 肩入れするので 無視するわけにもいかず 意を くもうとすると 存外 つまらない 生活かもしれないと 思われる。 虫に学ぶという 姿勢は 美しいと感じた。

自然界の虚偽

しぜんかいのきょぎ

初出:「教育学術界」1907(明治40)年1月

15
2018/05/27

いちにいさんの感想

さっき丁度、TVで世界遺産の番組を見たところだ。セネガルのジャングルで枯葉に擬似した昆虫を見ていた。詐欺と言えば詐欺だ!自然界は嘘だらけ、ということだ。しかし、生きるための知恵であれば、許されるのではないか?弱者が強者に対抗する術は知恵しかない。人間界はどうだ?!オレオレ詐欺でもわかるが、悪者は強者で老人という弱者を餌食にする。自然界とは全く逆の社会構造だ。自然界は虚偽も含めてそれが自然なのだ。

動物の私有財産

どうぶつのしゆうざいさん

初出:「太陽」1907(明治40)年9月

30

誤解せられたる生物学

ごかいせられたるせいぶつがく

初出:「教育界」1908(明治41)年10月

15
2023/05/03

3d818f1eb567さんの感想

結構面白かった。

人類の将来

じんるいのしょうらい

初出:「人類の将来」中央公論、1910(明治43)年1月

51

生物学的の見方

せいぶつがくてきのみかた

初出:東亜協会にて講演、1910(明治43)年11月

12
2019/10/11

19双之川喜41さんの感想

 丘は 新説であれば 競って歓迎する 弊害ありとして 多角的なものの見方を 平易に説くけど 現代でも通用する立論であり  見方の複眼思考を伝えると思った。

民族の発展と理科

みんぞくのはってんとりか

初出:「静岡市教育会にて講演」1910(明治43)年2月

18
2017/11/14

芦屋のまーちゃんさんの感想

日本が敗戦国ではなく戦勝国であった時期に書かれた希少な記述だ。 文明的新知識の習得を訴えている。 それには理科の知識が必要だ、という。理科とは幼稚な言葉なので科学と置き換えよう。 日本を戦争が得意で、科学的知識が不得手と考えているところが我々には理解できぬところだ。 脳みそ筋肉のスポーツ馬鹿みたいではないか! 元来、日本人は農耕民族であり控え目な肉体的ではなく精神的な輩の集まりのはずだ。 丘氏の生きた時代が異常なのだ。 敗戦から立ち直り経済的科学的に発展した現在の日本を彼に見せたかった。

教育と迷信

きょういくとめいしん

初出:「日比谷図書館にて講演」1911(明治44)年5月

20
2017/08/12

芦屋のまーちゃんさんの感想

今風に言えば、文系と理系なら理系教育重視ということだろう。文系はどことなく迷信的な感覚を持っている。詩的な情景が漂う。理系はデカルト的懐疑から科学的実証を経た真理のみを求める。他国に劣っていたのは当時は確かにそうした理系カであろう。ただ、丘氏の考察で最大の誤りは、「軍事カ以外は」としたところだ!当時の知識人の共通の誤謬である。軍事力こそが迷信ではなく理科的に判断されるべきだったのだ!

民種改善学の実際価値

みんしゅかいぜんがくのじっさいかち

初出:「人性」1911(明治44)年5月

14
2018/06/25

44aebbdd1e4bさんの感想

明治44年頃、優生学が人類に貢献すると、積極的に主張され、それが障害者の人権を損なう、などの危惧さえ無かった時代。現在でも、かつて刷り込まれた優生学を善しとして、精神病者や障害者の出産を非難したがる連中が生き残っているし、新たな信者も生まれている。人文科学の重大性、復権が必要な所以である。

疑ひの教育

うたがいのきょういく

初出:「教育研究」1912年(明治45年)7月

11
2018/09/01

いちにいさんの感想

一度読んでみてください。面白いです。 間違えました、やっぱり平凡な主張なので、読んでも時間の無駄です! と言って、信じてはいけない。 しかし、初等教育では教科書と先生の教えが正しいと信じてしまう。そんな教育を批判する。デカルト的懐疑主義を初等教育に。 ただ、何でも疑えば良いと言うわけではない。いちたすいちはに、をどんなに疑ってみても全く意味がない。真理というものは信じるのみである。 人を殺したらいけない理由を貴方は子どもたちに説明できますか?

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