X氏の手帳
エックスしのてちょう
初出:「1929 第二十一号」1929(昭和4)年11月1日
約5分
いちにいさんの感想
手帳は他人の為に書くものでないから、他人に読まれたら持主はどうなってしまうのか?
ましてや、その読者が警察官だったとしたら!犯罪者でも無いのに、犯罪者になってしまった感覚だろう。
手帳を拾った警察官は職業的推理力から落とし主は狂人と断定している。
およそ、人間の内面には尋常ではない心の葛藤があるものだ。手帳は持主の分身である。
もし、持主がわざと落としたとすれば、カウンセラーに拾われるべきである。