青空文庫

「二人の友」の感想

二人の友

ふたりのとも

初出:「詩神 第六巻第七号」1930(昭和5)年7月号、「文學界 第一巻第四号」1934(昭和9)年9月号

辰雄8

書き出し

一、中野重治それからもう數年になるのである。ある日のこと、僕が田端の室生さんのところへ行つたら、室生さんは「昨日は面白い男がきたよ」と云つた。その男は自分は五十位になつたらいい抒情詩が書けさうだと云つてゐたさうだ。そして大へん酒が好きで、そのためかどうか知らないが、動坂の酒屋に間借してゐた。そして近くその酒屋が深川の方に引越すといふのでたぶんその男も一しよについて行くだらうといふ話であつた。いかに

2017/01/01

f73e1ddb9627さんの感想

この人はよく人を見ているなと思う。

1 / 0