青空文庫

「二葉亭四迷」の作品

二葉亭四迷

ふたばていしめい

生年:1864-04-04没年:1909-05-10

本名、長谷川 辰之助(はせがわ たつのすけ)。筆名の由来は、処女作『浮雲』に対する卑下、特に坪内逍遥の名を借りて出版したことに対して、自身を「くたばって仕舞(め)え」と罵ったことによる。文学に理解のなかった父に言われたというのは俗説である(『予が半生の懺悔』)。長谷川 二葉亭(はせがわ ふたばてい)とも呼ばれる。別の号に冷々亭主人、杏雨。

via: ウィキペディア

明治 / 写実主義

ロシア文学翻訳言文一致体写実主義自然主義坪内逍遥浮雲其面影平凡あひびきめぐりあひ

二葉亭四迷(長谷川辰之助)(1864年4月4日生)は、江戸市ヶ谷で生まれ、東京外国語学校等でロシア語を学んだ後、坪内逍遥と交流し、彼の名義で『浮雲』を発表した。言文一致体を用いたこの作品は日本近代小説の先駆けとなり、自然主義文学への道を開いた。また、ツルゲーネフらロシア文学の翻訳も多く手掛け、国内に新たな文学観を紹介した。1909年、ベンガル湾上で客死し、明治42年(1909年)5月10日に没した…

代表作

エスペラントの話

エスペラントのはなし

初出:「女学世界」1906(明治39)年9月

9
2021/06/02

19双之川喜41さんの感想

 日本人の書く エスペラントは 日本語の臭みがあるという 下りは そんなものなのかと 感心した。 高校時代に 仲間に エスぺランチストがいたけど 切手集めが 主な狙いだったようだ。 世界中心主義者と 言うべきか。

未亡人と人道問題

みぼうじんとじんどうもんだい

初出:「女学世界」1906(明治39)年10月

7
2020/05/19

いちにいさんの感想

未亡人が再婚するなんて御法度だったのか?しかも、軍人の妻だったという世間体が非国民に写る時代だったのだろう。そんな時代を否定した、というよりアイロニーを投じたのが、くたばってしまえ、という作品だ。

旅日記

たびにっき

東海道線

初出:「東京朝日新聞」1908(明治41)年7月8~14日

8
2021/12/27

ac5bc03f2ca6さんの感想

随分とあっさりしてる。

あいびき

あいびき

初出:不明

24
2024/04/19

19双之川喜41さんの感想

 あいびき といっても 挽き肉のこと ではない。偶然 野原の 茂みから 若い 男女の 密会を 盗み見る はめになった 男の 目から見た 逢い引きを 詩的に 活写している。少女は 遠い別れを 覚悟しているように 見え 怒涛のように 押し寄せてくる 別離を むかえる 哀しみに せめて 若者の 優しい言葉を 掛けてもらうことを 心の中で 望んではいるかのようにも 見受けられる。「何も不足----不足は無いけれど。何か一言。」の くだりは 心証に 焼き付いた。自然描写など トルストイを 越えているかのように 想えた。

私は懐疑派だ

わたしはかいぎはだ

初出:不明

13
2021/08/19

bc43847ac151さんの感想

作家ならではの視点で書かれた文章だと感じた。

予が半生の懺悔

よがはんせいのざんげ

初出:不明

22
2017/03/01

b9ef941530ccさんの感想

二葉亭四迷の予が半生の懺悔は、二葉亭四迷がロシア語を勉強しに語学学校に入ってロシア文学を勉強しているうちに社会主義に突き当たった。自分の自己実現の為に、語学学校教師とか経歴するが、浮雲のような文学で飯を食うようになったが、未だ未だ二葉亭四迷には大きな野望があるので、満足できていない。

余が翻訳の標準

よがほんやくのひょうじゅん

初出:不明

10
2025/07/14

艚埜臚羇1941さんの感想

  そも そも 翻訳は 横のものを 縦にするものだから その 作業の 途中で 転がり落ちてしまう ところがあっても それは 当たり前で すべてを すくいとれるとしたら かえって 不思議のような ものである。ここでは オノマトペには 触れていないけど もし取り上げたとしたら 余計 混乱したであろうと 感じた。

余が言文一致の由来

よがげんぶんいっちのゆらい

初出:不明

5
2025/08/12

艚埜臚羇1941さんの感想

  漱石も また 江戸弁くずしの 東京弁のように 感じるけど 四迷も そのながれを 汲んでいるように 勝手に 愚考した。四迷の文体を 確立するための 試行錯誤についても ほとほと 感嘆した。ひるがえって 礼儀作法というのは もともと 漢語らしいけど 発祥地である 世界中から 尊敬されているとは 言いにくい 某国で 礼儀作法という 言葉も 実態も 今となっては 復活することは ほぼ 消し飛んでいるようなのが 現状では 特に皮肉なことに 見えると想った。礼儀の 國として 世界から ふたたび 高く 尊敬される ことは 絶対ないと 決めつけて かかるのは かなり 独断的 かもしれない。自発的に 礼儀 復興 国民 運動が 起きることは どう見ても 某国では 有り得ないと 決めてかかっては いけない。誰にでも 機会は ある。

四日間

よっかかん

初出:不明

36
2021/07/13

19双之川喜41さんの感想

 野戦で 深刻な負傷をして 起きあがれない。朦朧とした意識下で いわば 死神と 押し問答を続けるけど 隠し味として ユウモアが 微かに感じられ 生命力の 強靭さが 読み手の 感動を誘うと 想った。

小説総論

しょうせつそうろん

初出:不明

9
2021/06/29

19双之川喜41さんの感想

 四迷は 「形」を表現することで「意」を直接に表現すべきものと言う。 勧善懲悪を評して 勧懲(浣腸)は 痔持の治療ではないと わけのわからない 断罪をする。 研究者でもないと 有難みは 解りにくいかもしれないと感じた。

浮雲

うきぐも

初出:不明

357
2020/03/10

18347c8a41bfさんの感想

大変インスピレーションを受けました。 坪内逍遙の『当世書生気質』に対抗して書かれたらしいですが、なんだか納得してしまいました。 最初の方は戯作的な文体で、物語の手綱をあっちへやりこっちへやりといった感じの、大変特徴的な語りでしたが、中盤以降、登場人物たちの感情がもつれあい過熱するにつれ、いつしか絵物語を離れ、人間の心理に立ち入っていたことを知りました。 特に繰り返される、臆病な腰を上げて階段をおり、少し立ち回って、あっという間にくよくよして、萎んでしまい二階へ退散する文三の描写は見事です。 また読んでみようと思いました。 評価は5にしようかと思いましたが、私も臆病な腹を変に刺激されて迷っているうちに4に落ち着いてしまいました。

平凡

へいぼん

初出:不明

253
2024/04/24

19双之川喜41さんの感想

 人の恋を 傍観するのは 人が 天麩羅を食っているのを見て 想像するようなもので 実験してみなければ 分からないという。文章で 考え込むところは ほとんどなく 文末では 文学論が 展開されるので そこまでは 辛抱しよう。日本古来の 話法を 彷彿(ほうふつ)とさせる 軽妙で洒脱な文章と 想った。

遺言状・遺族善後策

ゆいごんじょう・いぞくぜんごさく

初出:不明

1
2017/03/22

b9ef941530ccさんの感想

二葉亭四迷の遺言状・遺族善後策は、家族に残した遺産相続。

嫉妬する夫の手記

しっとするおっとのしゅき

初出:不明

15
2024/09/02

阿波のケンさんさんの感想

それで結局どうなったの?が知りたい。妻の浮気を疑いながらそれを助長する事をしておきながら楽しんでいる様子もない。妻が自分を選ぶのを期待したいのか?夫にヤキモチを妬いて欲しいのか、主人も妻の本心も分からないなー。ひたすら結論を出そうとしない手記で終わっている。

露都雑記

ろとざっき

初出:不明

7
2025/07/14

艚埜臚羇1941さんの感想

  ロシア人に 向かって 邦人が 「異人馬鹿」 と言って 暴言を 吐く。その 正反対の ことは ないでしょうと 露人から 聞かれた 二葉亭は 「ヤポーシカ」(日本人の賎称)と 言われていると 本当の ことを答えた。日露 悪口戦争と感じた。

椋のミハイロ

むくのミハイロ

初出:不明

16
2020/08/24

19双之川喜41さんの感想

 仲間内では 椋(むく)と 呼ばれている男は 頭が少々 不自由なので みんなからは 尊敬されているというわけではなかった。都会に 出て来て 煉瓦造りの 下働きのような 仕事にありつき なんとか 生きていけることには なった。そこに働いていた女に 密かに想いを寄せるけど ある日 女は突然いなくなってしまった。椋は 女がいなくなった理由を  理解できない。そのことで 仲間から からかいの 対象となる。存外 そこそこ 可愛がられて いるようでもあるのが 読み手の 救いかもしれない。

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