機縁
きえん
(友なる画家の画稿に題す)
初出:「月刊スケッチ 第十一号」1906(明治39)年2月
約2分
4541c44193aeさんの感想
蒲原有明のこの詩は福岡県久留米市出身の画家、青木繁の「海の幸」という作品に寄せて作られたものです。
有明と青木繁は明治37年より交友を始め、有明は第三詩集「春鳥集」の挿絵を青木に依頼したりもしました。
有明自身も「境遇が許すのならば画家になっていた」と言っているように書画の才能がありました。「蠱惑の書家」青木繁に対する深い同情と理解もここからくるのでしょう。
青木は僅か29歳で亡くなりますが、彼が有明に及ぼした影響は多大なものと言えます。