青空文庫

「十三夜」の感想

十三夜

じゅうさんや

初出:「文藝倶樂部 閨秀小説號」博文館、1895(明治28)年12月10日

樋口一葉34
下級官吏の描写家族不和自己認識内省的孤絶鬱屈

書き出し

上例は威勢よき黒ぬり車の、それ門に音が止まつた娘ではないかと兩親に出迎はれつる物を、今宵は辻より飛のりの車さへ歸して悄然と格子戸の外に立てば、家内には父親が相かはらずの高聲、いはゞ私も福人の一人、いづれも柔順しい子供を持つて育てるに手は懸らず人には褒められる、分外の慾さへ渇かねば此上に望みもなし、やれ/\有難い事と物がたられる、あの相手は定めし母樣、あゝ何も御存じなしに彼のやうに喜んでお出遊ばす物

2025/07/06

鍋焼きうどんさんの感想

原田家への怒り心頭!富や権威を嵩に着た上級国民の存在が疎ましい。母親の意見に賛同。

2019/11/16

663d125c6f08さんの感想

最初、文語調に戸惑いましたが読み進むうちに慣れてきます。現代と人の気持ちの有り様は変わらないんだなぁと痛感します。母親・父親の心情が浮き立ってくるほどに伝わってきて、娘を嫁がせた私には一緒に意地悪な婿に腹が立ちました。車夫の男性の気持ちもよくわかります。彼と結ばれていたら・・・余韻の残る忘れらない話

2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 句点は 十数個で 読点は 数知れず。 連綿体というのか 個性的な 文である。 望まれて 嫁いだけど 実家に 愚痴をこぼしに行き 帰途にのりあわせた人力車の車夫が 昔の想いを寄せた人で そのまま わかれる。 情緒溢れると感じた。

2018/07/09

9ef499a04911さんの感想

家のために健気に尽くす女性像が涙を誘う。明治の色濃く男尊女卑の風潮が残る中で生きる女性の姿が書かれている。

2017/06/09

f428b42452a5さんの感想

↓お気持ちよくわかります。美しい表現も多いのだけれど、私は休み休みにしか読めないです。時代を考えると女流作家としてとても強い気概をもって取り組んでいたのでしょうね。我々の時代では難解に映ってしまう程。

2017/06/07

b9ef941530ccさんの感想

樋口一葉の十三夜は、やはり、古文調の講釈節がある。江戸時代の文面と変わらぬ書体は、文明開化の現代文学には馴染めない。どうも樋口一葉は面白くないい。

2017/03/21

3bc6f942e70fさんの感想

良かった。 場景が目に浮かぶようです。 大好きな作品です。

2016/08/15

f399740ccaf4さんの感想

最終的には彼女はモラハラ夫の元に帰るわけだけど、彼女がこれまでの関係を変えて、強さを持って何とかやっていけるようになるといいなと思った。

2015/06/07

4b69eb507910さんの感想

事件が起こらない話。

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