青空文庫

「続野人生計事」の感想

続野人生計事

ぞくやじんせいけいごと

文壇交友文学批評芸術論分析的懐古軽妙

書き出し

一放屁アンドレエフに百姓が鼻糞をほじる描写がある。フランスに婆さんが小便をする描写がある。しかし屁をする描写のある小説にはまだ一度も出あつたことはない。出あつたことのないといふのは、西洋の小説にはと云ふ意味である。日本の小説にはない訣ではない。その一つは青木健作氏の何とかいふ女工の小説である。駈落ちをした女工が二人、干藁か何かの中に野宿する。夜明に二人とも目がさめる。一人がぷうとおならをする。もう

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