青空文庫

「首が落ちた話」の感想

首が落ちた話

くびがおちたはなし

初出:「新潮」1918(大正7)年1月

喪失と記憶戦争描写死の受容不条理叙情的怪奇

書き出し

上何小二は軍刀を抛り出すと、夢中で馬の頸にしがみついた。確かに頸を斬られたと思う——いや、これはしがみついた後で、そう思ったのかも知れない。ただ、何か頸へずんと音を立てて、はいったと思う——それと同時に、しがみついたのである。すると馬も創を受けたのであろう。何小二が鞍の前輪へつっぷすが早いか、一声高く嘶いて、鼻づらを急に空へ向けると、忽ち敵味方のごったになった中をつきぬけて、満目の高粱畑をまっしぐ

2025/11/09

鍋焼きうどんさんの感想

誰にも死の間際に美しい夢が現れるのだろうか。

2021/03/31

19双之川喜41さんの感想

 壮絶な 騎馬戦の最中に  首を 切り落とされ 意識だけは残っていて  立派な 人間に なろう と 決心 したりするが  無頼漢に成り下がる。 人間は 当てにならないもので  自分が あてにならないことを知っている 者だけが 少し当てになるという。 落語に  首を切り落とされて  それに気がつかないという話があるが それにヒント を得たような気がした。

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