青空文庫

「ダミア」の感想

ダミア

ダミア

喪失と記憶死の受容異国情緒芸術家描写叙情的怪奇憂鬱

書き出し

うめき出す、といふのがダミアの唄ひ方の本当の感じであらう。そして彼女はうめくべく唄の一句毎の前には必らず鼻と咽喉の間へ「フン」といつた自嘲風な力声を突上げる。「フン」「セ・モン・ジゴロ…………」である。これに不思議な魅力がある。運命に叩き伏せられたその絶望を支へてじり/\下から逆に扱き上げて行くもはや斬つても斬れない情熱の力を感じさせる。その情熱の温度も少し疲れて人間の血と同温である。彼女の売出し

2021/06/01

19双之川喜41さんの感想

 ダミアの歌い上げる 絶望感は 底無しの沼のようで 当時 聞いて自殺を図る人が、結構いたと 言われた。 勿論 振るい立ち 希望の糧とした人もいた。 魂の暗闇に ひそむ。

2017/03/04

炎天下の炬燵さんの感想

ダミアという女性の話。表現の仕方がどれも細やかで言葉をこんな風に使うんだと読んでいて心が少し鮮やかになる。

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