青空文庫

「明暗」の感想

明暗

めいあん

初出:「朝日新聞」1916(大正5)年5月26日~12月14日

夏目漱石911
下級官吏の描写病中苦悩自己認識内省的鬱屈

書き出し

一医者は探りを入れた後で、手術台の上から津田を下した。「やっぱり穴が腸まで続いているんでした。この前探った時は、途中に瘢痕の隆起があったので、ついそこが行きどまりだとばかり思って、ああ云ったんですが、今日疎通を好くするために、そいつをがりがり掻き落して見ると、まだ奥があるんです」「そうしてそれが腸まで続いているんですか」「そうです。五分ぐらいだと思っていたのが約一寸ほどあるんです」津田の顔には苦笑

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 数台のカメラで 其々 視座を替えて 話を紡ぐというような趣向に 振り回されるような感はないとはいえない。 加えて 未完なので 読み終わったと言う 達成感には 乏しいと 言わざるを得ない。 漱石の作品のなかでは 長いほうらしく 読み進むのには 辛抱がいると感じた。

2018/09/11

b9ef941530ccさんの感想

夏目漱石の『明暗』は、津田という軟弱で胆の小さい男と清子との心情のやりとり心理描写を描いた作品に思えるが、結局未完だけに、だらだらと話が続いて、クライマックスもワビサビもない中途半端は作品。心情描写は克明だが、ストーリーが分かりにくい。何を言いたいのか?意味不明。

2018/07/02

73dae778092aさんの感想

未完成。

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