青空文庫

「さようなら」の感想

さようなら

さようなら

田中英光57
文学不信死の受容社会疎外言語の構造分析的憂鬱鬱屈

書き出し

「グッドバイ」「オォルボァル」「アヂュウ」「アウフビタゼエヘン」「ツァイチェン」「アロハ」等々——。右はすべて外国語の「さようなら」だが、その何れにも(また逢う日まで)とか(神が汝の為にあれ)との祈りや願いを同時に意味し、日本の「さようなら」のもつ諦観的な語感とは比較にならぬほど人間臭いし明るくもある。「さようなら」とは、さようならなくてはならぬ故、お別れしますというだけの、敗北的な無常観に貫ぬか

2025/07/11

5280b58d2339さんの感想

さようならという言葉は確かになんて残酷なものなのだろうと考えさせられた。英光という私小説家の魅力が表れた作品だと思う。

2021/02/11

姓名さんの感想

悲惨だが確かに読み進めたくなるような惹きつけられるものがある。 最後の数文は作者のその後を考えるととても哀しい

2019/11/08

19双之川喜41さんの感想

 太宰治 の死に衝撃を受け  いわば殉死をするように  自死を選んだのは  作家の中では  田中 英光 くらいではなかろうか。 著者の分身たる  主人公の 苦悩 が 伝わってきて  読み進めると 涙が止まらないような箇所が いくつかある。 英光は 筋肉系の お方だけに  余計痛々しいと感じた。

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