青空文庫

「久助君の話」の感想

久助君の話

きゅうすけくんのはなし

新美南吉12
下町風土家族不和少年の日常叙情的静謐

書き出し

久助君は、四年から五年になるとき、学術優等品行方正のほうびをもらってきた。はじめて久助君がほうびをもらったので、電気会社の集金人であるおとうさんは、ひじょうにいきごんで、それからは、久助君が学校から帰ったらすぐ、一時間勉強することに規則をきめてしまった。久助君は、この規則を喜ばなかった。一時間たって、家の外に出てみても、近所に友だちが遊んでいないことが多いので、そのたびに、友だちをさがして歩かねば

2021/08/01

52abd49769ecさんの感想

自我に目覚める前の子どもの頃って、遊びの中で自分と友達の存在が混ざってしまうような感覚をもっていたのかもしれないな〜と思い起こされる。 大人になってから、こんな描写が書けるってすごいことだな、、 自我を自覚し始める一歩前の微妙な感覚を描いた良作。

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 ヒチヒチと 音をたてて バッタが飛ぶのは 確かです。 麦藁(むぎわら)のなかで 組み合って ひなが一日遊び疲れ 気がつけば 友達のような 他人のような 気になることは あります。

2019/04/08

81c4e6015743さんの感想

小さい頃は他人と自分の境界はひどく曖昧で、当時一緒に遊んでいた友達はきっと自分と同じ気持ちで、自分が楽しいときは周りも楽しんでいるのだと根拠なく信じていた気がする。そうじゃないと気づいたのはいつのことだったろうか。思春期の入り口におそらく誰もが経験してはやがて忘れてしまった、とある悲しみのについてのお話。

2018/04/20

027d75f46b5fさんの感想

少年が成長するときのひとつの発見。そんなこと気づかずに人は大人になっていくのだね。

2015/09/04

b86b7f708c75さんの感想

なんか哲学的な、深い話もあって、勉強になりました。

2015/06/27

d4230607a4b0さんの感想

短いけれど、心に残る作品です。せんちめんたる。

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