青空文庫

「貧しき信徒」の感想

貧しき信徒

まずしきしんと

八木重吉13
宗教的葛藤家族不和病中苦悩静謐叙情的憂鬱

書き出し

母の瞳ゆうぐれ瞳をひらけばふるさとの母うえもまたとおくみひとみをひらきたまいてかわゆきものよといいたもうここちするなりお月見月に照らされると月のひかりにこころがうたれて芋の洗ったのやすすきや豆腐をならべたくなるお月見だお月見だとさわぎたくなる花がふってくると思う花がふってくると思う花がふってくるとおもうこのてのひらにうけとろうとおもう涙つまらないからあかるい陽のなかにたってなみだをながしていた秋こ

2020/11/07

19双之川喜41さんの感想

 幼い長女である桃子にたいする愛情に 満ち溢れている。 桃子が 早くに 天に召されることの影響が 無意識のうちに 影を落としていたのかもしれないと感じた。

2020/08/22

24a56ca9fb94さんの感想

何気なく、平易な言葉でそれでいて心を表す。そんな詩を書いてみたい、少しずつ書いてみたい。そんな気持ちになれた。

2016/06/26

88652cfb9c1bさんの感想

とても久しぶりに、八木重吉を読んだ。こんなにいい詩をかいていたのか、と、あらためて思った。  病床にあり、死を、自分を、残される家族を、静かに見つめる宣教師だった詩人の目は、自然の対象に引き込まれ、その中に本当の神を見つけていったように思う。詩人の中に神が宿り、詩人のまなざしが神になったよう。 そのありさまが、素直に読みとれる、いい詩集。

2016/06/17

イリュージョン亭チェリスさんの感想

研ぎ澄まされた感性。 短い言葉に宿る魂。

1 / 0