ひさごづくり
書き出し
今年私は瓢作りを楽しみに、毎朝起きるとすぐ畠へ出てゆく。まづ門傍のポプラの枝へはひ登つて、ぶらりと下がつてゐる大瓢が一つ。これはまるでくくりのない、丁度貧乏徳利みたいにそこ肥りのした奴。私がこないだ虚子先生にお目にかかりに別府迄行つてきて、汗の単帯をときすてるとすぐ見に行つたら、ほんの二日の間に見違へるほど快よくまつ青く太つてゐた。あんまりのつぺりとくくりがないので一体瓢箪だらうか白瓜か、もしくは…
葡萄水
牛をつないだ椿の木
季節の植物帳