青空文庫

「季節の植物帳」の感想

季節の植物帳

きせつのしょくぶつちょう

季節の移ろい自然と人間の冥通静謐叙情的

書き出し

序言植物のもつ美のうちで、最も鋭く私達の感覚に触れるものは、その植物の形態や色彩による視覚的美であろう。それから嗅覚的美、味覚的美といった順序ではないかと思う。併し、私達の心の中のロマンチストは、その伝説を聞き、名称の持つ美から、未知の植物に憧れることが少なくない。そしてまた私達のセンチメンタリストは、廃墟に自然が培う可憐な野草に、涙含ましい思いを寄せることがある。○植物の生理的作用は、その形態と

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