つちぶちむらにてのにっき
書き出し
一S君の家に着いた時には、もう夜がすっかり更けていた。途中で寄り道をして、そこですっかり話し込んでしまったので、一里余りの道は闇の中をたどって来た。闇の中にひろびろと開けた、雪の平を通って来た。闇と言ってもぽっとどこか白々として、その広い平がかすかに見透かされる。そして寒い風が正面から吹きつける中を歩いて来たのだ。歩いて来た道は、川に沿っていた。雪の中に黒く見える流れだった。水の音がただ絶えず気疎…
霧の夜に
高野聖
突貫紀行
7431a250e78aさんの感想
田舎の女をおもちゃにして可愛がりたい、というくだりが少々怖かった。