青空文庫

「弥次行」の感想

弥次行

やじこう

鏡花27
下町風土懐古歴史的背景叙情的静謐

書き出し

今は然る憂慮なし。大塚より氷川へ下りる、たら/\坂は、恰も芳野世經氏宅の門について曲る、昔は辻斬ありたり。こゝに幽靈坂、猫又坂、くらがり坂など謂ふあり、好事の士は尋ぬべし。田圃には赤蜻蛉、案山子、鳴子などいづれも風情なり。天麗かにして其幽靈坂の樹立の中に鳥の聲す。句になるね、と知つた振をして聲を懸くれば、何か心得たる樣子にて同行の北八は腕組をして少時

2025/08/02

艚埜臚羇1941さんの感想

  鏡花の 街かど 散策である。樋口一葉 女史が 気狂街道と 名をつけた 道も 行く。「笹乃雪」は 現存 しており 豆腐料理で 知られている。鏡花の 文章修業の 一環にも おもえた。

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