青空文庫

「雪の夜」の感想

雪の夜

ゆきのよる

喪失と記憶自己認識都市の異化内省的憂鬱静謐

書き出し

--一仕事をしながら、龍介は、今日はどうするかと、思った。もう少しで八時だった。仕事が長びいて半端な時間になると、龍介はいつでもこの事で迷った。地下室に下りていって、外套箱を開けオーバーを出して着ながら、すぐに八時二十分の汽車で郊外の家へ帰ろうと思った。停車場は銀行から二町もなかった。自家も停車場の近所だったから、すぐ彼はうちへ帰れて読みかけの本が読めるのだった。その本は少し根気の要るむずかしいも

2023/12/02

阿波のケンさんさんの感想

著者は体を売る女を性の対象というよりマルクス主義的観点から捉えている。

2023/12/01

cbeb8d424306さんの感想

己につまされますな❗心情がよくわかります。以前団体旅行で外国へ行ったり国内の温泉場にも出掛けたがそこにはきまって色場がありました。何度も誘われましたがこの度に女房の顔が浮かび辞退したことが思い出されます。その金でお土産を買って何も知らない女房は喜んでおりました。欲情を満たすのは一時的なものです。なにも他人のお力添えがたくても成就できます。作者の胸中はもっと深いところにあるのでしょうが、人間として生まれたのてすから獣欲とは違う生き方もあって良いのでは思っているうちに老境を迎えました。

2020/10/07

19双之川喜41さんの感想

 男は 自分の考えや 行動に ついて  誰も見ているわけではないのに 一人赤面する癖があり  何事も決められない性格だと 自分を見ているけど  それは売春宿に上がり  金を払って  何もしないで 帰ってくるところにも  それと知られる。 鬱屈した心情の 描写が優れていると 感じた。

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