びょうしょうざっき
書き出し
一、病中閑なるを幸ひ、諸雑誌の小説を十五篇ばかり読む。滝井君の「ゲテモノ」同君の作中にても一頭地を抜ける出来栄えなり。親父にも、倅にも、風景にも、朴にして雅を破らざること、もろこしの餅の如き味はひありと言ふべし。その手際の鮮かなるは恐らくは九月小説中の第一ならん乎。二、里見君の「蚊遣り」も亦十月小説中の白眉なり。唯聊か末段に至つて落筆※※の憾みあらん乎。他は人情的か何か知らねど、不相変巧手の名に背…
人々に答ふ
無題(五)
文壇の趨勢
鍋焼きうどんさんの感想
滝井孝作「ゲテモノ」って読んでみたい。