青空文庫

「湯島の境内」の感想

湯島の境内

ゆしまのけいだい

鏡花24
下町風土孤絶恋愛観の相対化歴史的背景叙情的懐古静謐

書き出し

湯島の境内(婦系図—戯曲—一齣)※冴返る春の寒さに降る雨も、暮れていつしか雪となり、仮声使、両名、登場。※上野の鐘の音も氷る細き流れの幾曲、すえは田川に入谷村、その仮声使、料理屋の門に立ち随意に仮色を使って帰る。※廓へ近き畦道も、右か左か白妙に、この間に早瀬主税、お蔦とともに仮色使と行逢いつつ、登場。※往来のなきを幸に、人目を忍び彳みて、仮色使の退場する時、早瀬お蔦と立留る。お蔦貴方……貴方。早瀬

2020/12/04

19双之川喜41さんの感想

 「切れろの別れるのツて、そんな事は、芸者の時に云うものよ。死ねと云って下さい。」 戯曲なので ト書きはあるけど 地の文はない。 知られているとも言える名文句で 影響を 各方面にあたえた。 理不尽なところは飲み込んで 味わう。

1 / 0