青空文庫

「兄たち」の感想

兄たち

あにたち

初出:「婦人画報」1940(昭和15)年1月

太宰21
内省創作背景家族不和文壇交友回顧的孤絶憂鬱

書き出し

父がなくなったときは、長兄は大学を出たばかりの二十五歳、次兄は二十三歳、三男は二十歳、私が十四歳でありました。兄たちは、みんな優しく、そうして大人びていましたので、私は、父に死なれても、少しも心細く感じませんでした。長兄を、父と全く同じことに思い、次兄を苦労した伯父さんの様に思い、甘えてばかりいました。私が、どんなひねこびた我儘いっても、兄たちは、いつも笑って許してくれました。私には、なんにも知ら

2025/08/08

艚埜臚羇1941さんの感想

  身内が 亡くなれば 誰だって ほぼ悲しい。特権 みたいに 書くのは 嫌だから もうやめると 書きながらも 延々と 書いて いるのだから 作家と いうのは ややこしい 人種だと つくづく 感じた。

2024/04/19

189b97b727c9さんの感想

兄のことばかり書いてる。 著者は悪戯ばかりされてるけど、兄がユーモアある方でかなり好きだったのかな。 兄自身もいかなる状況でも自身の状況をブラックに明るく振る舞うような、趣味を仕事にするようなぶれない人の印象がある。

2023/01/13

a8db2911cb75さんの感想

家族が亡くなるのは本当に心細いものだ。 弟であろうと兄であろうと、兄弟を心の奥で頼りに思うのは皆同じだと思う。 青とんぼなる同人誌は、兄弟の内輪ネタになっているが、兄弟だけにしかわからない、そんな思い出はみんな持っていると思う。

2017/10/17

石鹸さんの感想

三男は今で言う厨二病では?と思うけれど、自分をかっこよく見せたい願望であるかなと思う 慕っていた兄弟が亡くなるのは、やっぱり悲しい

2016/10/11

77bae0f32e0fさんの感想

兄思いのインテリ坊っちゃんの溢れる思いを綴っている。慟哭の極み。

2016/05/03

5308235de68eさんの感想

太宰は六男だったよなーと思い調べると上二人が早くして亡くなったので三兄を事実上の長兄とした家族構成だったようです。 長兄とは仲が悪かったのだと思っていましたが尊敬していたのですね。 当人は幾度となく自殺を計っていてもやはり慕っていた兄の死は悲しいようであります。

2016/04/23

わたくしといふげんしょうさんの感想

亡き兄を想う。前半は肉親の死をさらりと書き上げてるように見えたがやはり悲しいのでしょう、後半の文章に切なさが見えます。

2015/11/17

a5ac6a3c331fさんの感想

実際の兄弟の構成とは 違うそうですが お兄さん逹に対する尊敬やいとしさが とても感じられてほのぼのします。 お兄さんたちが もう少し長生きされたら 作者の人生も 違ったかたちになっていたのではと 想像します。

2015/07/12

b32e20b44eccさんの感想

おもしろかった。さっと軽く読める。洒落ててユーモアがあってせつなくかわいい。

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