青空文庫

「小さいアルバム」の感想

小さいアルバム

ちいさいアルバム

初出:「新潮」1942(昭和17)年7月

太宰21
回顧的文学不信自己認識金銭と人間関係内省的孤絶憂鬱

書き出し

せっかくおいで下さいましたのに、何もおかまい出来ず、お気の毒に存じます。文学論も、もう、あきました。なんの事はない、他人の悪口を言うだけの事じゃありませんか。文学も、いやになりました。こんな言いかたは、どうでしょう。「かれは、文学がきらいな余りに文士になった。」本当ですよ。もともと戦いを好まぬ国民が、いまは忍ぶべからずと立ち上った時、こいつは強い。向うところ敵なしじゃないか。君たちも、も少し、文学

2022/11/25

2eb61c4c6521さんの感想

「人間失格」の原型になったと思える短編です。

2020/10/27

19双之川喜41さんの感想

 甲府の武田神社で 家内の弟が撮った写真なるものを 眺めてみたい。 太宰は 写真は嫌いと うそぶくわりには 満更でもないように感じた。

2020/09/05

f3b686502cd3さんの感想

アルバムを語る語り口がなんとも面白い。

2020/07/01

dd652ace80e6さんの感想

友人宅を訪ねてアルバムを見せてもらえるのは、私にとっては嬉しいことでした。 なので、自分こそ招かれもしないのに、突然作者宅へお邪魔したお客気分で読みました。      描写が絵画的で、臨場感があって、前のめりになってアルバムを覗き込んでいるような気分になりました。こんな些細な日常を物語にしてしまう太宰治さんの発想が素晴らしいです。 その場に存在するはずのお客は一言もしゃべりません。主人の一人語り風ですが、きっと色々と主人の話に反応し、写真への感想も述べているはずです。それをあえて省いた手法が実に爽やかで 写真の中の物語をくっきりと際立たせています。  あの頃の写真がタイムマシンであり、確かに存在していたという証でもあるのですね。 写真は大切にしたいけれど 少し紛失したぐらいの量が丁度いいのかもしれません。 生前整理が取り沙汰される昨今、私も最低限の自分が生存していた証だけ残そうか、きれいさっぱり処理しようか。迷うところではあります。 「」

2020/03/31

efdd8163fae3さんの感想

小説の中でしか、同情を得ない不器用男、泣かせます。

2019/06/29

5e9c47c11b5fさんの感想

著者本人のことですねん

2017/06/23

befb20d0f1d8さんの感想

短編らしい終わり方だった。 言葉が拙いため多くを語れないが、太宰治の作品は読みにくいと一部で言われていたからいきなり長篇は、と思い短編に手をつけてみた。 なんとも、読みやすかった。

2017/03/02

725261fc91b3さんの感想

太宰治さんは今のアルバムの最後の一枚の写真がお好きなんだなと思って嬉しい気持ちになりました。

2017/01/19

226cdab3e436さんの感想

太宰治自身の写真を納めたアルバムをめくりながら訪問者に写真を撮った当時の自分のことを語る話。文を読んでいるというより太宰治と会話しているような感覚になる。まるで太宰治の知り合いになったような気分になるので不思議。

2016/10/06

a3597077a8c4さんの感想

自虐を軽やかに展開した、美味しい文章です 「もぐらもちのように、太っていました。」って なんだそりゃ 自分で発明した言葉でしょうけど、的確だ!伝わってきてびっくり 太宰治さん尊敬しますわ

2016/10/03

77bae0f32e0fさんの感想

照れやさんのいかにも好んでいいそうな事を、はにかみながら語る太宰。好きだなぁ。

2016/04/17

478edb459372さんの感想

アルバムを見返す。表現がおじょうず。心が笑っているような笑顔がほしい。

2016/02/09

6ea3348080dbさんの感想

アルバムを見ながら若い頃を笑ったり卑下したり…。アルバムを見るというささやかなことでしか楽しめない辛い現状と、辛い現状でもこんなことで楽しめるんだぞというメッセージを感じた。

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