青空文庫

「父を失う話」の感想

父を失う話

ちちをうしなうはなし

渡辺8
日常の非日常死の受容父子関係自己認識叙情的怪奇憂鬱

書き出し

こないだの朝、私が眼をさますと、枕もとの鏡付の洗面台で、父は久しい間に蓄えた髭を剃り落としていた。そよ風が窓から窓帷をゆすって流れ込んで、そして新鮮な朝日のかげは青々と鏡の中の父の顔に漲っていた。おもてで小鳥が啼いた。「お父さん、いいお天気だね。」と私は父へ呼びかけた。「上天気だ!早くお起き。今日はお父さんが港へ船を見物に連れて行つてやる。」と父は髭の最後の部分を丁寧に剃り落しながら云うのだった。

2022/11/17

鍋焼きうどんさんの感想

自分勝手な父親。子供は為す術もない。いずれは孤児院に送られる。

2017/07/08

456e94a2268cさんの感想

なんとも例え用のない不可解な後味。この作品での親子の絆とは.....。

2016/05/06

c12a885e77b5さんの感想

とてもよかったと思います

2015/06/30

あやぽんさんの感想

とても印象深く、一度読むと忘れなくなる本でした。父親というなだけの親ほど、ひどいものはないと思います。

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