青空文庫

「黒髪」の感想

黒髪

くろかみ

近松秋江64
下町風土季節の移ろい恋愛観の相対化叙情的懐古静謐

書き出し

一……その女は、私の、これまでに数知れぬほど見た女の中で一番気に入った女であった。どういうところが、そんなら、気に入ったかと訊ねられても一々口に出して説明することは、むずかしい。が、何よりも私の気に入ったのは、口のききよう、起居振舞いなどの、わざとらしくなく物静かなことであった。そして、生まれながら、どこから見ても京の女であった。もっとも京の女と言えば、どこか顔に締りのない感じのするのが多いものだ

2024/04/08

19双之川喜41さんの感想

 題意は もっとも 古くからある お仕事の 京都の女を 指す。男は 東京に 女からの 電報が 届くと いそいそと 京都に 向かう。女は 仕事中 だったりして 焦らしに 焦らされ 男は それが 嬉しいような 気配は ないでもない。今 読むと 情痴文学でも なんでもない。時間を 無駄にした 感じだけが 残る。

2021/04/29

b53e79cfe52cさんの感想

京都の芸子との付合いの話だが最後の1ページでそれまでの甘い雰囲気から一転恐怖を与える展開に…。

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