青空文庫

「太虚司法伝」の感想

太虚司法伝

だいきょしほうでん

孤絶怪奇歴史的人物の描写懐古静謐

書き出し

馮大異は上蔡の東門にある自分の僑居から近村へ往っていた。ちょうど元の順帝の至元丁丑の年のことで、恐ろしい兵乱があった後の郊外は、見るから荒涼を極めて、耕耘する者のない田圃はもとの野となって、黄沙と雑草が斑ら縞を織っていた。兵燹のために焼かれた村落の路には、礎らしい石が草の中に散らばり、片側が焦げて片側だけ生きているような立木が、そのあたりに点在して、それに鴉のような黒い鳥が止まって侘しそうに鳴くの

2016/11/04

652a80165a76さんの感想

鬼が忘れてしまえと言っても死んでも恨みを忘れずに天子に上奏して、天界の役人に取り立てられる。 転んでもただでは起きない豪胆な男だ。

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