青空文庫

「古千屋」の感想

古千屋

こちや

初出:「サンデー毎日」1927(昭和2)年6月

古典の翻案怪奇歴史的人物の描写回顧的静謐

書き出し

一樫井の戦いのあったのは元和元年四月二十九日だった。大阪勢の中でも名を知られた塙団右衛門直之、淡輪六郎兵衛重政等はいずれもこの戦いのために打ち死した。殊に塙団右衛門直之は金の御幣の指し物に十文字の槍をふりかざし、槍の柄の折れるまで戦った後、樫井の町の中に打ち死した。四月三十日の未の刻、彼等の軍勢を打ち破った浅野但馬守長晟は大御所徳川家康に戦いの勝利を報じた上、直之の首を献上した。(家康は四月十七日

2020/08/03

19双之川喜41さんの感想

 斬首の後に 首実検を してもらえるかは 名誉に関わる 大切な儀式であったらしく 省略されると 不満を抱く者が いたりしたらしいことは 伝わって来るけど  古千屋という女のこだわりあることに 感情を移入しにくいように 感じた。

2019/11/06

19双之川喜41さんの感想

 題意は 召し使いの女の名前である。 首実検は 行われなかったことにつき 不満があり 突如 狂乱する。 家康は 心の奥の闇に 心を向け 家臣の上奏を退け 女を不問に付す。

1 / 0