青空文庫

「黒死館殺人事件」の感想

黒死館殺人事件

こくしかんさつじんじけん

初出:「新青年」博文館、1934(昭和9)年4月号~12月号

孤絶怪奇探偵小説歴史的人物の描写幽玄鬱屈

書き出し

序篇降矢木一族釈義聖アレキセイ寺院の殺人事件に法水が解決を公表しなかったので、そろそろ迷宮入りの噂が立ちはじめた十日目のこと、その日から捜査関係の主脳部は、ラザレフ殺害者の追求を放棄しなければならなくなった。と云うのは、四百年の昔から纏綿としていて、臼杵耶蘇会神学林以来の神聖家族と云われる降矢木の館に、突如真黒い風みたいな毒殺者の彷徨が始まったからであった。その、通称黒死館と呼ばれる降矢木の館には

2026/02/01

宇奈邇さんの感想

ひと言で例えるなら、過剰包装である。 物語の本筋自体は、トリックに工夫を凝らしたタイプのありがちな連続殺人ミステリだが、 その本筋が過度にきらびやかで衒学的な包装紙によって何重にも包み込められており、もはやそれ自体が作品として形を成している。 ストーリーを追うだけであれば、目に付いた包装紙を片っ端から破り捨てていけばよいので読破は難くない。 しかし包装紙を1枚ずつ丁寧に剥がして読み解いていこうとすると、たちどころに著者が仕掛けた衒学の檻に閉じ込められてしまう。 この過剰包装によって形づくられた本作の構造自体を面白いと捉えるか、はたまた醜悪な欺瞞と捉えるかは、読者の好みによるところだろう。 私としては、この全体的な構造に早い段階で気付くことができたので、衒学的な記述部分はきらびやかな装飾品として、キラキラと輝いていて美しいなあという程度に楽しむことが出来たため、読後の満足感としては概ね良好。 事件自体も、トリックの是非はともかくとして、真犯人の正体や事件に至る背景等もひと通り明確に描写されており、 難解な構図のまま読者に放り投げるような真似はせず解決まで書き切った点は評価したい。

2026/01/17

1801cd5395e5さんの感想

この人って単に小説がヘタクソなだけなのでは 黒死館の大きさもよくわからんし

2020/11/08

19双之川喜41さんの感想

 読み手自身を 無理やり 探偵に仕立てあげられると 当惑する。 そんな能力はないので 頼まれもしないのに しがない読み手をしているわけで 丸投げの 下請けは 困りますね。 奇策を 弄するから 奇書というのかなと感じた。

2018/08/11

2dc5dd04cfa6さんの感想

感想って言われても…。嫌いではないけど、好きにはなれない世界観に振り回されたい人向きかな。

2018/04/12

gnosaさんの感想

幾重にもレトリックを用いたトリック。そのすべてを理解できる人はいまい。 簡単に言ってしまえば、訳わからん。

2016/12/02

f428b42452a5さんの感想

これを好きな作品にあげる人とは趣味が合わない。 歩み寄る気もしない。

2016/04/20

ぺそぎんべーたさんの感想

この作品から読むと戸惑うと思うのでまずは後光殺人事件などから読んでみてください(・∀・)ゞ 基本的な読解力があり普段から日々本を読む人向けの作品です。 奇書ではなく『名探偵がいる純然足るミステリー』です。

2016/04/02

藤ふじのさんの感想

日本三大奇書と呼ばれる本の一つ、と呼ばれるにふさわしい本だと納得が行きました。 たった二行で意味不明…という触れ込みも、本当です。 二行だけしか読んでないのに、すっかり物語から置いてけ堀。 まず、情景が想像しづらい。 物が想像しづらい。 人が想像しづらい。 なにがなんだか、わからない (苦笑)

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