さかなのゆううつ
書き出し
池のほとりに来た。蒼黒い水のおもてに、油のやうな春の光がきらきらと浮いてゐる。ふと見ると、水底の藻の塊を押し分けて、大きな鯉がのつそりと出て来た。そして気が進まなささうにそこらを見まはしてゐるらしかつたが、やがてまたのつそりと藻のなかに隠れてしまつた。私はそれを見て、以前引きつけられた支那画の不思議な魚を思ひ出した。私は少年の頃、よく魚釣に出かけて往つた。ある時、鮒を獲らうとして、小舟に乗つて、村…
芽生
ダミア
廃墟から
8eb05d040692さんの感想
渓流を優雅に泳ぐ山女魚も魚なら、沼で静かに獲物を待つ鯰も魚。魚も色々…
091ac1021992さんの感想
老魚の不気味