青空文庫

「クララの出家」の感想

クララの出家

クララのしゅっけ

初出:「太陽」1917(大正6)年9月

有島武郎39
古典の翻案宗教的葛藤身体描写叙情的怪奇鬱屈

書き出し

○これも正しく人間生活史の中に起った実際の出来事の一つである。○また夢に襲われてクララは暗い中に眼をさました。妹のアグネスは同じ床の中で、姉の胸によりそってすやすやと静かに眠りつづけていた。千二百十二年の三月十八日、救世主のエルサレム入城を記念する棕櫚の安息日の朝の事。数多い見知り越しの男たちの中で如何いう訳か三人だけがつぎつぎにクララの夢に現れた。その一人はやはりアッシジの貴族で、クララの家から

2017/05/17

3ed03c39f1caさんの感想

聖女願望というか女性の処女性というか…男女間に交わされる感情に随分潔癖なものを求めている感じなのに常に性的ないやらしさも伴っている感じ。 人間的ないやらしさからの決別か。 女性が書いたのかなと思わせるような表現がいくつかあって筆者の女性性を垣間見る感じでした。

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