青空文庫

「貉」の感想

むじな

初出:「読売新聞」1917(大正6)年3月

古典の翻案怪奇歴史的人物の描写叙情的回顧的

書き出し

書紀によると、日本では、推古天皇の三十五年春二月、陸奥で始めて、貉が人に化けた。尤もこれは、一本によると、化人でなくて、比人とあるが、両方ともその後に歌之と書いてあるから、人に化けたにしろ、人に比ったにしろ、人並に唄を歌った事だけは事実らしい。それより以前にも、垂仁紀を見ると、八十七年、丹波の国の甕襲と云う人の犬が、貉を噛み食したら、腹の中に八尺瓊曲玉があったと書いてある。この曲玉は馬琴が、八犬伝

2022/03/29

不夜嬢さんの感想

読了(2022/03/30 05:59:59) 貉の変化と噂話の変化 認知は人の信念によって変わるもの。 本当のありのままを認知することは意識がある以上不可能。 女の誤魔化しが信じられたせいで男は本当に貉に変化したよ解釈が私の好みなのでそう信じます

2020/08/04

19双之川喜41さんの感想

 密かに 村の娘と 逢瀬を 重ねていた 村の若者が 娘が 密会場所に 来るのが 余りに おそいので 歌を 歌って 退屈さを 凌いでいたのが 貉が歌うということに されてしまった 始まりのようだ。立ち上がると 人に 見えないことも無いのが 遠因らしい。解体親書では 解剖されたりで 貉も なかなか 忙しいのである。

1 / 0