青空文庫

「押川春浪」の作品

押川春浪

おしかわしゅんろう

生年:1876-03-21没年:1914-11-16

明治〜大正

冒険小説SF小説武侠小説天狗倶楽部スポーツ振興

押川春浪(1876年3月21日-1914年11月16日)は愛媛県松山市出身の日本の小説家・編集者で、冒険小説とSF、小説を手掛けた。1900年に『海底軍艦』でデビューし、同年から『冒険世界』『武侠世界』の主筆として活躍した。彼は冒険小説のジャンルを確立し、多くの後進作家や画家の育成にも尽力した。また、学生時代からスポーツ愛好会を設立し、天狗倶楽部を創設して近代スポーツ振興に寄与した。1914年、大…

代表作

南極の怪事

なんきょくのかいじ

初出:「中学世界」1905(明治38)年1月号

43
2020/05/12

醤油樽薔薇之丞さんの感想

 冒険の舞台は、海底、宇宙そして南極、そうそうジャングルと、これが書かれた明治期であっても、現代でも変わっていない。今回は陸地でありながら現代でも、行くのが困難な南極が舞台となる。  パスポートを持たない私にとっては、日本国内であっても何処か行く事が冒険になる。初めての店でさえ、ボッタクリに会わないだろうか等と用心するのだから。冒険者はその辺りからも、私と異なるので羨ましい。この冒険記の記録者もまた、ツワモノである。  見るからに怪しい漁船に便乗するあたりから、様々な危機を予測させる話が展開されるが、全てを無視して結論に至る押川春浪氏ならではの作法なのであろう。  とりあえず、読み終えた感はある。

黄金の腕環

おうごんのうでわ

流星奇談

初出:「少年世界」1907(明治40)年1月

13
2017/04/23

f152cd8a3cdfさんの感想

めでたし、めでたしで済まない話。

月世界競争探検

げっせかいきょうそうたんけん

初出:「探檢世界秋季臨時増刊 第四卷第三號 月世界」成功雜誌社、1907(明治40)年10月

22

警戒すべき日本

けいかいすべきにほん

初出:「冒険世界」博文館、1910(明治43)年12月号

17
2023/08/05

ハルチロさんの感想

冒険小説家として著名な作者の檄文とでも言える作品です。日露戦争における国家賠償額の少ないことは、歴史の教科書においても記述されるところです。これに対する反発や国民から上がる声が少ないことを作者は憂い、大日本帝国の衰退を警戒し、警鐘を本作品を通して、発信しています。この後、第一次世界大戦を経て、中国大陸に進出していく大日本帝国の行く末を暗示した警鐘とも取れる作品だと思うのは、愚生だけでしょうか。

本州横断 癇癪徒歩旅行

ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう

初出:「冐險世界 第四卷第拾貳號」博文館、1911(明治44)年9月1日

69
2017/09/12

ed0d274b9c6dさんの感想

椎名誠のわしらは怪しい探検隊のようで面白い!

本州横断 痛快徒歩旅行

ほんしゅうおうだん つうかいとほりょこう

初出:「冐險世界 第四卷第拾參號」博文館、1911(明治44)年10月1日

42
2020/11/08

19双之川喜41さんの感想

 アジ演説を 文章にしたようなところはあるけど  面白いところも ないわけではない。 鬼怒川▫水力電気工事の 工夫たちの描写が 良い。 また  草津の 独占的 な青馬車の 横暴に  憤慨したりしている。

海島冒険奇譚 海底軍艦

かいとうぼうけんきたん かいていぐんかん

05 海島冒険奇譚 海底軍艦

初出:不明

718
2020/05/09

醤油樽薔薇之丞さんの感想

 私が幼少の頃、保育園の帰り道に市立図書館があり、手当たり次第無節操に借りて読んでいたものだ。  今思えば、1メートルにも満たない園児が旧仮名遣いの本を次から次と毎日借りていくのである。さぞ滑稽であったろうと思う。  そのかいあってか小学校を終える頃には、そこの図書館にあった本は、ほぼ全て読破していた。その為か、幾ら幼いとはいえ作文の上手い下手事は判る様になっていたと思う。  小説の良いところは、好き勝手に想像出来るところだ。読みながら、情景を思い浮かべたりするのだが、なんか知らんがワクワクする文章が際立って上手いのが、冒険小説家の方々であろう。  鬱陶しい世の中なので、何かしら楽しめる作品が無いだろうかと、海底人8823の歌を歌いながら、検索し登場したのが押川春浪氏であった。  久方ぶりに血湧き肉踊る感覚が蘇った。後半なんぞは、講談のように声を出してリズミカルに読みたいものである。  降圧剤を飲んでこれだから、いよいよとなったら、薬を絶ち、もう一度読み直しながら清々しく覚悟を決めようという気になった。

1 / 1