如何なる星の下に
いかなるほしのもとに
初出:「文藝」1939(昭和14)年1月号~1940(昭和15)年3月号
約310分
59b0ddf6e8ebさんの感想
根底には、人間の陰の面が、登場人物を介して、折り重ねられて描かれています。しかし、悲劇ではなく、どちらかと言えば、喜劇のようにも感じられる作品です。読みやすく、面白い作品です。浅草界隈の風俗、文化や芸能芸術に携わる人間の裏事情を、作者の目を通して見ることができます。作中に出てくる店や劇場の風景を、現在の浅草六区に見ることは、難しいですが、国際通りから合羽橋通りの辺りーー肉の今半や泥鰌の飯田ーーは、まだ面影を残しているようです。本作品に目を通されて浅草、田原町界隈を散策されると面白いかも知れません。