青空文庫

「死の淵より」の感想

死の淵より

しのふちより

初出:老いたヒトデ「風景」1963(昭和38)年11月号

高見44

書き出し

死の淵より※食道ガンの手術は去年の十月九日のことだから早くも八ヵ月たった。この八ヵ月の間に私が書きえたものの、これがすべてである。まだ小説は書けない。気力の持続が不可能だからである。詩なら書ける——と言うと詩はラクなようだが、ほんとは詩のほうが気力を要する。しかし持続の時間がすくなくてすむのがありがたい。二三行書いて、あるいは素描的なものを一応書いておいて、二三日おき、時には二三週間、二三ヵ月おい

2019/09/04

19双之川喜41さんの感想

 韻文なら書ける。 死期の迫っていない人でも 一読して落涙と なるかもしれない。 「身は売っても 芸は売らない」という。 落命しても 文芸は残る ほどの意味かなと思った。

2019/02/21

8e46b5bc1c6aさんの感想

青春の健在は、爽やかにそして切なくなり、もうなにも望まないは、決してやけではなく希望も絶望も越えた悟りの気がしてなりません。ものすごく命を感じさせる作品。

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