私が張作霖を殺した
わたしがちょうさくりんをころした
初出:「文藝春秋」文藝春秋、1954(昭和29)年12月号
約22分
真一さんの感想
戦前日本の一大謀略事件である、張作霖爆殺事件。その犯行の全容を、首謀者である河本大作が、悪びれずに書き記していることに、驚きを禁じ得ない。
垣間見えるのは、日本の大陸権益を守るためなら、文字通り「何をやっても構わない」という思考形態だ。要人の暗殺。鉄道の爆破。偽情報の流布。人権や法律と無縁の武断政治を繰り広げた関東軍の凄まじさに、圧倒される。
あらためて、この時代の歴史を学ぶ重要性を痛感。同時に、こうした負の歴史を消し去ろうとする右翼の動きに、社会挙げて対抗する必要があると、強く思った。