青空文庫

「津田左右吉」の作品

津田左右吉

つだそうきち

生年:1873-10-03没年:1961-12-04

史論の流行

しろんのりゅうこう

初出:「青年文学 一三」1892(明治25)年11月

11
2017/04/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の史論の流行は、歴史研究は、史料が真実を書いているのか否か、厳密な史料批判を通じて有ること、無かったことを峻別しなければならない。この作業は膨大な時間と労力を必要とするが、避けて通ることのできない作業である。よって、流行り廃りで、歴史を論ずることはできない。

仏教史家に一言す

ぶっきょうしかにいちげんす

初出:「密厳教報 一六六」1896(明治29)年8月

6
2017/04/25

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の仏教史家に一言すは、仏教の歴史家は公平に歴史を見ることをせず、仏教のお陰でのような歴史を書くことが多い、これは私偏を挟まずに歴史を見る公平性に欠くことである。仏教の歴史家には多い。

芸術と社会

げいじゅつとしゃかい

初出:「みづゑ 一〇四」1913(大正2)年10月

7
2017/04/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の芸術と社会は、日本人は伝統的家屋に暮らしており、西洋画はどうも馴染まない、どうしたら良いのか、芸術家諸氏の意見を求める。

偶言

ぐうげん

初出:「みづゑ 一一〇、一一五、一二四」1914(大正3)年4月、9月、1915(大正4)年6月

15
2017/04/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の偶言は、質素で派手でない日本芸術の中で、平安時代の文学は合着に代表されるように色彩が凝っていた時代である。色彩はヨーロッパでは派手でない濃厚である。色と音を繋げることはその人の主観とイメージのみであり、決して普遍的な価値、評価にはならない。

芸術と国民性

げいじゅつとこくみんせい

初出:「みづゑ 一二六」1915(大正4)年8月

6
2017/04/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の芸術と国民性は、芸術家が、我こそがこの国民性を代表しているにだぞ、というのではなく、自然とその芸術そのものに国民性が備わっており、表現しているものだ。

神代史の研究法

じんだいしのけんきゅうほう

初出:「歴史と地理 四ノ三」1919(大正8)年9月

18
2023/05/05

ハルチロさんの感想

歴史家であり、また思想家である津田先生の記紀に関する考え方の詰まった作品だと思います。現代社会でも時代考証をするとき、現代の事象に合わせて合理的に考えることがあります。しかしながら、その当時に正しいとされた思想や思考を顧みず、現代の思想や思考に合った解釈をすると、歴史を歪曲する考察なりましょう。この作品に触れて、物事の見方を改めて考えています。

陳言套語

ちんげんとうご

初出:「人間 二ノ四」1920(大正9)年4月

17
2017/10/20

bee7a36190c9さんの感想

むずかしい。でも思想ってそうなんだろう❗

流れ行く歴史の動力

ながれゆくれきしのどうりょく

初出:「青年雄辯 五ノ二」1920(大正9)年2月

13
2017/07/25

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の流れ行く歴史の動力は、幕末の尊皇攘夷運動は、永く続いた江戸幕府封建社会に対する変化を求める、永く続いた同じことの繰返しの社会を変えたいという当時の人びとの気持ちがそうさせたのであろう。人には一方の考え動きがあれば、もう一方その反対の考え動きがある。

歴史の矛盾性

れきしのむじゅんせい

初出:「史苑 二ノ一」1929(昭和4)年4月

29
2017/07/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の歴史の矛盾性は、歴史とは過去の生活を調べて甦らせるものである。

東洋文化、東洋思想、東洋史

とうようぶんか、とうようしそう、とうようし

初出:「歴史教育 六ノ八」歴史教育研究会、1931(昭和6)年11月

25
2017/07/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の東洋文化、東洋思想、東洋史は、シナとインドは全く別物。思想や生活、価値観、文化交渉も全くない。シナはインドから仏教を受け入れたが、実態は生活にはほとんど溶け込んでいない。インドhはシナから何ら負うものは無かった。ペルシアや西方と盛んに緊密に接触してきた。シナとインドも含めて東洋と言うのはおかしい。日本は古代文化にシナに負うところが有ったが、その後平安、鎌倉、室町、江戸時代独自に文化を発展して、西洋に比肩する文化を発展してきた。東洋とはおかしい。

日本上代史の研究に関する二、三の傾向について

にほんじょうだいしのけんきゅうにかんするに、さんのけいこうについて

初出:「思想 一一〇」1931(昭和6)年7月

30
2019/11/02

19双之川喜41さんの感想

 研究の傾向として、① 歴史的な変化を軽視。② 琉球から上代を推測。③ 西人の 学説を無批判に適用。 史学者に 奮起を促している。 もちろん 当時の学会の論争を 承知しているわけではないけど なんとなく 鳥瞰できたかなとは思う。

日本精神について

にほんせいしんについて

初出:「思想(特輯 日本精神) 一四四」1934(昭和9)年5月

38

〔『支那思想と日本』初版〕まえがき

〔『しなしそうとにほん』しょはん〕まえがき

初出:「支那思想と日本」岩波新書、岩波書店、1938(昭和13)年11月

18
2017/07/23

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の『シナ思想と日本』まえがきでは、現代シナ語を学ぶ必要はない、役に立たない。日本はシナとは違って独自に発展した文化を持っている。シナは役に立たないもにしかない。シナから学ところはない。シナと日本は反対のぶんかであり、シナに見るべきものがない。

日本に於ける支那学の使命

にほんにおけるしながくのしめい

初出:「中央公論 六一八」1939(昭和14)年3月

41

建国の事情と万世一系の思想

けんこくのじじょうとばんせいいっけいのしそう

初出:「世界 四」1946(昭和21)年4月

66
2017/04/20

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の建国の事情と万世一系の思想では、皇室は古来、ヤマトの全国統一事業の過程では、戦争といった方法で地方豪族達をまとめていったのではなく、平和的に豪族達との協議の中で全国統一をなした。皇室は直接民衆と対峙することはなく、豪族との連携であった。天皇家自ら政治をする親政はあまりに行われて来なかった。曽我氏や物部氏、藤原摂関家、鎌倉幕府、室町幕府、豊臣政権、江戸幕府などが事実上の政権運営をしてきた。言わば、二重政権が日本の歴史の常態であり、天皇家は時代の変遷とともに、適応してきた。明治維新以後、西欧型の立憲君主政治をとり、天皇家は民衆と直接対峙する中で、神格化された。皇室はこれまで平和的に日本の精神的宗教的権威として、人々や権力者に敬われ親しまれてきた。民主主義と天皇家とは相容れないものではなく、天皇家に対する尊敬と信頼によって、また天皇家の民衆に対する慈悲の心の深化が民主主義そのものになのである。

日本歴史の研究に於ける科学的態度

にほんれきしのけんきゅうにおけるかがくてきたいど

初出:「世界 三」1946(昭和21)年3月

53
2017/04/23

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の日本歴史の研究に於ける科学的態度は、歴史の研究は厳密な史料批判と史料がどういうように書かれたのか、記録者の立場、思想、目的などを厳密に見なければならない。歴史科学と言って、歴史の出来事に何らかの法則性とかを見いだし、その法則性で歴史を見ることをしてはいけないい。大きな誤解をする。史料はあくまでも史料であって、歴史ではない。歴史は史料を構築していって、成り立つものである。

日本歴史の特性

にほんれきしのとくせい

初出:「学生と歴史 第二版」日本評論社、1946(昭和21)年11月

35

学究生活五十年

がっきゅうせいかつごじゅうねん

初出:「思想 三一九」1951(昭和26)年1月

31
2020/04/23

19双之川喜41さんの感想

 現在の 上野の 国際子ども図書館の前身が  いわいる  音楽学校の前にある 木造の図書館に 当たるのかどうかは  はっきり分からないけど 津田は  数年間図書館通いをし 大学図書館の本も  教授の名で  借りてもらって いたようである。 読書環境が劣悪でも  偉くなる人は 偉くなると思った。

歴史の学に於ける「人」の回復

れきしのがくにおける「ひと」のかいふく

初出:「心 五ノ三、四、五」1952(昭和27)年3月、4月、5月

57
2019/11/02

19双之川喜41さんの感想

 歴史とは。 ① 過程を持つ。②現状を変える。③ 静止しない 。④後世に 影響。⑤ 動的である。⑥心の働き。⑦生活多方面にわたる。⑧社会的 。⑨生活の背景。⑩ 環境に 能動的である。 一面的な批判ではなく  史家自らが  人でなければならない。 詳しすぎてわからないけれど  簡単すぎてもわからない。 困ったもんだと思った。

歴史とは何か

れきしとはなにか

初出:不明

23
2017/04/18

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の歴史とは何かでは、歴史を書くには、偏らず、客観的に、固定観念にとらわれず書くことが必要性である。そうしないと、本当の歴史を書くことができなくなる。当然の事だが、歴史家はややもすると、自己の考えのみが正しく、それ以外の解釈、理解は間違っていると思い込み勝ちである。冷静に客観的に歴史を書くことが大切である。

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