青空文庫

「偶言」の感想

偶言

ぐうげん

初出:「みづゑ 一一〇、一一五、一二四」1914(大正3)年4月、9月、1915(大正4)年6月

書き出し

一日本人の趣味は淡泊である、清楚である、または軽快である、濃艶な、重くるしい、はでやかな、または宏大なものは好まない、だから、——というような話が今でもまだ或る程度まで真実らしく、いわれもし聞かれもしている。日本人の趣味が淡泊とか軽快とかいう言葉でいいあらわし得るものであることが、よし過去において、間違のない事実であったにせよ、「だから」という接続詞をそのあとにくっつけて、現在、または未来もそうで

2017/04/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の偶言は、質素で派手でない日本芸術の中で、平安時代の文学は合着に代表されるように色彩が凝っていた時代である。色彩はヨーロッパでは派手でない濃厚である。色と音を繋げることはその人の主観とイメージのみであり、決して普遍的な価値、評価にはならない。

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