青空文庫

「芸術と国民性」の感想

芸術と国民性

げいじゅつとこくみんせい

初出:「みづゑ 一二六」1915(大正4)年8月

書き出し

芸術史家、または芸術の批評家が或る個人の作品を観てそこにその作家の属している国民全体の趣味なりまたは物の見かたなり現わし方なりの或る傾向が見えるというのは尤な話である。しかし芸術家が製作をするに当って「おれは日本人だから日本人の趣味を現わすのだ」というようなことを意識してかかるものがあるならば、それは飛んでもない見当ちがいの話である。芸術家が製作するに臨んでは渾身ただ燃ゆるが如き製作欲があるばかり

2017/04/24

b9ef941530ccさんの感想

津田左右吉の芸術と国民性は、芸術家が、我こそがこの国民性を代表しているにだぞ、というのではなく、自然とその芸術そのものに国民性が備わっており、表現しているものだ。

1 / 0