青空文庫

「党生活者」の感想

党生活者

とうせいかつしゃ

下層階級の描写政治的葛藤監視と警戒社会疎外分析的孤絶緊張

書き出し

一洗面所で手を洗っていると、丁度窓の下を第二工場の連中が帰りかけたとみえて、ゾロ/\と板草履や靴バキの音と一緒に声高な話声が続いていた。「まだか?」その時、後に須山が来ていて、言葉をかけた。彼は第二工場だった。私は石鹸だらけになった顔で振りかえって、心持眉をしかめた。——それは、前々から須山との約束で、工場から一緒に帰ることはお互避けていたからである。そんな事をすれば、他の人の眼につくし、万一のこ

2024/05/17

c35ac35c695fさんの感想

言い回しなど、特に違和感も無く読み進めることができた。個人的生活と階級的(党的)生活の確執についての記述はさもありなんと思われました。

2023/02/22

cbeb8d424306さんの感想

平凡な人が非凡な事を成し遂げる。時代を問わず必然的な現象であり、国の成り立ちに関わっている。現代は天地がひっくり返るほど、混沌とした世界がひろがっている。先見性と自分の頭で考えることが大事だと思える作品でした。

2021/01/08

19双之川喜41さんの感想

 毒ガスマスク▫パラシュート▫飛行船の側を作る会社の 不当解雇に対して 抗議するために  両股がゴムでピッタリと強く締まるズロースに アジビラを 仕込み  密かに 会社に持ち込み 屋上から ビラを撒く。K 党は その頃から  科学的K党を標榜し  未だに踊りを忘れないのには 驚嘆する。

2020/08/06

757c78520810さんの感想

よかった

2018/01/24

784e69a66232さんの感想

当時の社会主義運動への興味から手を出したものの、小説として大変おもしろく読むことができた。 人物の描写が丁寧で、それぞれの人となりが理解しやすく、何気ないやりとりもほほえましく感じた。 大きな事件や衝撃の展開があるわけでわないが、焦燥感や緊張感がひしひしと伝わってくる刺激的な作品。

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