青空文庫

「保吉の手帳から」の感想

保吉の手帳から

やすきちのてちょうから

初出:「改造」1923(大正12)年5月

下層階級の描写文壇交友社会疎外叙情的孤絶

書き出し

わんある冬の日の暮、保吉は薄汚いレストランの二階に脂臭い焼パンを齧っていた。彼のテエブルの前にあるのは亀裂の入った白壁だった。そこにはまた斜かいに、「ホット(あたたかい)サンドウィッチもあります」と書いた、細長い紙が貼りつけてあった。(これを彼の同僚の一人は「ほっと暖いサンドウィッチ」と読み、真面目に不思議がったものである。)それから左は下へ降りる階段、右は直に硝子窓だった。彼は焼パンを齧りながら

2022/03/04

19双之川喜41さんの感想

 「わん」 保吉に 給料を渡してくれる主計官は 乞食にわんと言わせて オレンジを与える。 保吉は わんと言いつつ 給料袋をうけとる。皮肉がきいてる。  「西洋人」 教師は天職。  「午休」  「恥」  「勇ましい守衛」 海に飛び込んだけど 泥棒は逃す。

2017/02/10

あきらちゃんさんの感想

保吉はキザで神経質で皮肉屋な男である。それはつまりは保吉は芥川の分身であるからだろう。

1 / 0