きんしょうぐん
初出:「新小説」1924(大正13)年2月
書き出し
ある夏の日、笠をかぶった僧が二人、朝鮮平安南道竜岡郡桐隅里の田舎道を歩いていた。この二人はただの雲水ではない。実ははるばる日本から朝鮮の国を探りに来た加藤肥後守清正と小西摂津守行長とである。二人はあたりを眺めながら、青田の間を歩いて行った。するとたちまち道ばたに農夫の子らしい童児が一人、円い石を枕にしたまま、すやすや寝ているのを発見した。加藤清正は笠の下から、じっとその童児へ目を落した。「この小倅…
奉教人の死
柳毅伝
バルタザアル
19双之川喜41さんの感想
首のない小西行長は 金将軍の 小指を切り落としたという 朝鮮の伝説とされている。 どこの国でも 自国に都合のよい話を でっち上げるのが 美風であり 歴史そのままからさえも かけ離れてしまうと思った。