青空文庫

「右門捕物帖」の感想

右門捕物帖

うもんとりものちょう

26 七七の橙

26 ななななのだいだい

下町風土奇人描写時代劇叙情的静謐

書き出し

1その第二十六番てがらです。物語の起きたのは年改まった正月のそうそう。それも七草がゆのその七日の朝でした。起きても御慶、寝ても御慶の三カ日はとうにすぎたが、なにしろまだめでたいし、松の内はお昼勤めとお許しの出ているその出仕には時刻がまだ少し早いし、朝の間のそのひとときを、ふくふくとこたつに寝そべりながら、むっつり右門のお正月はやっぱりこれじゃといわぬばかりに、そろりそろりとあごをなでては一本、また

2015/12/19

f160d505b5c1さんの感想

捕物帳の中で一番右門が好き。 でもこの話だけは右門の男に対するセリフにびっくり。 右門様、好きでもない、しかも口封じに人殺しまでする女に情けをかけろって、そりゃ無理でしょう… 男が可哀想だ… 女が娑婆に戻った時、「あの時右門様が言ったじゃない!」と押し掛け修羅場になるのが目に浮かんだ。

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